猫泥棒と木曜日のキッチン

著者 :
  • メディアワークス
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感想 : 132
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840231589

感想・レビュー・書評

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  • こういう日常モノは好み。
    子が親を捨てるって残酷。

  • たった今、目の前になんでも願いを叶えてくれる神様が現れて、
    「もう二度と恋に落ちないようにしてあげよう。さてどうする」
    と尋ねてきたら、僕は慌てて首を横に振るだろう。

    なんか印象に残ったセリフ
    男の子と女の子の描写が上手い
    あっさり読めるのに深みのある本でした
    あと、タイトルが素敵だな

  • 雰囲気が好きでした。女の子の複雑な気持ちとかなんとなく屈折してしまうところとか何となく好きでした。ところどころ暗いシーンもあるのですが、主人公が坂を下っている時とか庭にいるときなど、そういう爽やかな部分が印象に残っていたりもしていたので、文章も含めて読みやすかったです^^

  • こういう話すき

  • P108~110
    「これでお別れになってしまうけれど
    悲しいけれど、本当はあなたと行き続けたかったです
    ってとこだな」

  • 17歳のわたしと父親違いの5歳の弟コウちゃんを残して
    母が家を出て行ってしまった。
    でも普段から家事は私の仕事だったしお金もなんとかあるので
    全然心配しなかった。家族が突然いなくなることに慣れているのだ。
    そう言っても心境の変化はあったみたいで
    今までは知らんふりしていた交差点の子猫の礫死体を
    庭に埋めるようになり、膝を故障した健一君とも知り合った。
    彼とコウちゃんとわたしで家族のように過ごすのは心地いい。
    ある日今にも死にそうな子猫を拾って近くの獣医に持っていくと
    この辺りに不妊手術をしないで子猫を捨てる人がいるようだと聞いた。
    そんなの変だ。許せない。
    イラスト:橋本紡 装丁:荻窪裕司(bee's knees)

    実父は死にDV義父は失踪、そして母親も家出をし、
    残された5歳の弟は精神不安定に、
    高校生のわたしは猫の死体を拾っては庭に埋める毎日…
    と設定だけ書くと暗くどろどろしていますが
    母親に対するドライな目線や幸せな食卓風景のおかげで
    のんびりとした雰囲気さえ感じられます。

    みずきがどんな思いで猫屋敷を探したのかは書かれていませんが
    捨てられた子猫と自分を重ねあわせて、というだけでは
    なかったような気がします。
    もっと根源的に間違いを正したいとか
    おばさんに仕返しをしたいとかそういう気持ちが絡まりあったのだろうなぁ。

  • ほんわかしました。
    橋本紡さんの著書は日常的な幸せを感じられるので素敵ですね。

  • これはいい。
    ところどころ、自分のツボに入るところがあって電車の中で読んでいるのに泣きそうになった。

    健一と北嶋が仲良くなるシーンとか。

  • 肩肘張らずにさらっと読める。

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