- Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840232999
作品紹介・あらすじ
群島諸国同盟を立ち上げたラズロたちの前に現れた霧に包まれた謎の船。そこにはもう一つの真の紋章、ソウルイーターを持つ少年がいた。少年を仲間に加えたラズロたちは、ネイ島とも同盟を結び、現在クールーク皇国に占領されているラズリル奪回に向かう。無実の罪で流刑にあい、紆余曲折の末やっとたどり着いた故郷。そこで待ち受ける敵とは…。果たして罰の紋章の呪いは解けるか?イルヤを壊滅させた巨大紋章砲の正体とは?そしてクレイ商会の真の目的は?さまざまな謎が明かされる、小説シリーズ感動のフィナーレ。
感想・レビュー・書評
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『罰こそ誇り その罰は命という名の盾となる』……<BR>
帯の紹介文に一瞬ぐらっときてしまった下巻。<BR>
ここぞという時にだけ発動し、その度に消耗が酷くなっていく罰紋の設定は良かった。<BR>
(ゲームのように連発されちゃあ、ありがたみも減るってもんだ)<BR>
とりあえず独断と偏見の見所紹介。<BR>
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「かわいそうなガレスさん」<BR>
「カタリナ副団長の服装規定」<BR>
「アグネスVSターニャ」<BR>
「ユージン頑張る」<BR>
「ヘルガさんのおしゃれ」<BR>「デイジーちゃん再び」<BR>
「ふかふか好き」<BR>
「『彼が、一人目の仲間です』」<BR>
まだまだあるけどまずはこれだけ。<BR>
終盤のトロイサイド、そしてクレイサイドで少しだけ語られる彼等の心情にも注目。<BR>
特にクレイはゲームで「ただの目つきおかしいオッサン」にしか思えなかったのだが、既に変質を遂げてしまってなお残る息子への想いに関する文章で私は随分印象が変わった。<BR>
偏屈爺さん魔術師・ウォーロックの活躍にも驚いた。しかし「キャラクターのその後」を見てしまっただけに辛い。<BR>
そしてラスト、夢の中と目覚めた後。そういう終わり方もありだと思った。<BR>
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泣いたわけではないけど、読後に呆然としてしまったのは久しぶりだ。<BR>
出会えてよかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
トロイと人魚の話はここに繋げるためのものだったんだーとちょっと切なくなった。
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この海であおう・・・トロイさまぁああ!
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幻想水滸伝4のノベライズ。
ゲームの最後でぼやかされた「結局その後どうなったの?」という部分がはっきりと方向付けされ。読み終わった後になるほどと思える。
ストーリー上しょうがない事だが、自分の好きなキャラが活躍する部分がちゃんと書かれるとは限らないので…そこはそれ。と割り切る事は必要かもしれない。 -
ゲームではばたばたしすぎてよくわからず印象が弱いシーンが、何とも納得のゆく形になっていてよかったなあー。何より最終パーティが全員私のお気に入りちゃんっていうのが嬉スィ!
フレデリカ、アルド、テッド、マキシン…。エレノアさん、良い趣味してるわ!
ただ勿体ないのはソウルイーターの扱いだよね!もっと罰紋と対比して悲劇さを際立たせてもよかったのに…