バッカーノ!1705The Ironic Light Orchestra (電撃文庫 な 9-23)
- メディアワークス (2007年7月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840239103
作品紹介・あらすじ
1705年、イタリア地方都市。15歳の誕生日を迎えたヒューイ・ラフォレットは人生に退屈し、同時に絶望もしていた。全てに無関心で世界の破壊のみを考える少年が住むこの街では、奇妙な連続殺人事件が起こっていた。噂されるのは白い仮面を纏った『仮面職人』という怪人の存在。目撃者は次の被害者になるという。街が不穏な空気に包まれていく中、ヒューイの身辺に新たな異分子が入り込む。錬金術を教える学舎の同窓であり、ヒューイに恋心を抱くモニカ。『仮面職人』を目撃して殺されることを諦観しているニキ。そして、全ての人の幸せばかりを願うエルマー。彼らと連続殺人事件が絡み合う時、ヒューイの「世界」は変わるのか-。中世を舞台にした幻想的な馬鹿騒ぎ-!?シリーズ異色作。
感想・レビュー・書評
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久しぶりにバッカーノシリーズ読書再開!エルマーは昔からエルマーだなぁ。少年ヒューイがかわいい。
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閉鎖的な街で暮らしている、人生に飽き飽きした彼。
この街では、連続殺人事件が起こっていた。
あれがまだ肉体的に普通の人だった時なのか
もう普通じゃない人だったのか…。
いやでもあっちの少年は普通じゃなさそうだから
こちらも? と別の所で悩んでしまいました。
当然といおうかなんというか、登場人物が少ない。
ものすごく把握しやすかったです。
常々笑顔少年が言っていた、知る事大事発言ですが
最後でものすごく効いています。
そして、好きだと言い続けた少女ですが…。
ストーカーって恐ろしい!!w -
中心はなんといってもエルマー!
エルマーが登場するだけでテンション上がる。
エスペランサとの会話が楽しい。
犯人・犯行動機を探るミステリーとしても面白い。 -
バッカーノ11冊目
バッカーノはエルマーが出てくると格段と面白い気がする(俺が好きなだけかもしれないが・・・・・)
エルマーの正常でいて異常なところは、読みごたえがある。 -
ってこれ一番最初じゃないのかよ!!!わかりにくいなもう!!
すごい面白かったけど -
ヒューイとエルマーの出会い
特殊な街の隠れた学舎で錬金術を学ぶ少年少女達
自分自身を含めて世界を憎むヒューイと、ヒューイに片想いしているモニカ
殺人鬼『仮面職人』を目撃したものは殺される…街ではそんな噂が広まっていた
街の領主・エスペランサの友人エルマーが「存在しないはずの人間」ニキを救う
エルマーにだけは本音が隠せなくなるヒューイ -
この町、
ぜったい住みたくない(笑) -
エルマーとヒューイとモニカの子供の頃のストーリー。
2000年代、1930年代を先に読んでいたので、ヒューイの存在が割と謎だったが明らかとなる作品。
あいかわらずの読みやすさとどんでん返しとで、さくさく読んだ。 -
バッカーノの中では面白い方だと思う。わたしの好きな彼はでてこなかったけど(^O^)
ヒューイとエルマーの出会いのお話。昔のイタリアってこんな感じだったのかなー。イタリア行きたいイタリア!