ウェスタディアの双星 真逆の英雄登場の章 (電撃文庫 お 10-5)
- メディアワークス (2008年1月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840241533
作品紹介・あらすじ
弱小国家ウェスタディア王国。今、この国に未曾有の危機が迫っていた。隣国のラミアム大公国の大艦隊が侵攻を始めたのだ。迎え撃つはずの自国艦隊は総指揮官もろとも戦わずして逃亡してしまう。まだ少年のあどけなさを残す書記官アルファーニは憤っていた。自らの保身に走り国を見捨てた貴族たちを。故郷を捨てることができない彼は決意をする。逃げられないなら戦うしかない!そんな時同じく取り残された境遇の兵士と出会う。かつては指揮官だったが一兵卒に降格されたという不良軍人のバドエルと。その出会いが、信じられない奇跡の始まりだった。
感想・レビュー・書評
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一巻は、尺のことを考えてこんなものでしょう。
しかし、二巻以降はゴミです。突然始まる逆転劇・・・複線がほぼ無い。
また、軍人ではないもう一人の主人公は内政、外交の達人らしいですが、全く外交をしない。いや出来ない(笑)
最後に一巻ごとに軍がほぼ壊滅しますが、次の巻ではなかったことになっています(笑)
一巻単位だと、まだ読めますが続き物として読むと論外な作品です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラノベでは初めて読んだスペースオペラ。キャラも分かりやすくて読みやすかったです。艦隊戦中心になるのかもしれないけど、外交面の主役な女王や外務卿の真の活躍はこれからですかね。こっちの方も期待。
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ん~ヒロイックサーガは嫌いじゃないが、やはりゆらゆらや風の国に比べるとパッとしない気がする。
SF要素が入ってる分少し苦手ってのもあるけれど、あくまで宇宙戦艦に乗っての戦いなんで迫力に欠けるんですよね。
この手の英雄譚で重要なのはそれこそヒーローが活躍する戦闘シーンだと思うんですが、その戦闘に動きが感じられない。
登場人物があーしろ、こーしろと言ってそれに対して淡々と相手の数が減っていく…みたいな戦闘シーン。
やはり見てて(描写を読んで)1番面白いのは三国や戦国時代みたいな肉弾戦だと思うんだ。
戦略的にどうこう、と言われても正直「ふーん。」としか。
というか主人公達のやってる戦略ってのがイマイチ凄いように見えないorz
とはいえ基本はしっかり押さえられているのでつまらないということは決してない。でも…レビュー的にはDかなぁ。 -
銀河を2分する大国にはさまれた緩衝地帯の小国を舞台にしたSF戦記。いままでこうした物語はまったく読んだことが無かったのですが、どうやら私はこういうものが結構好きみたいです。歴史でも政治史や制度史が好きなのだから、後から考えれば当然かも。
本書は1巻目であるためか、国情や社会制度などの物語の設定にかんする説明が多いので、多少気になる人はいるかもしれません。しかし私はその部分も含めて楽しく読むことができました。戦艦が登場する大海戦ではしっかりとはらはらさせられ、中世〜近世ヨーロッパの社会制度を思わせる背景描写にはにやりとし、思いのほか物語に没入してしまいました。
お気に入りキャラはアルファーニ。冷静な参謀役って好きだなあ。・・・あれ? そういえば「双星」の2文字が本編のどこにも出てこなかったような・・・? 2巻以降に言及があるでしょうか。
(2009年1月入手・読了) -
うーん…神無き世界の英雄伝とどうしても比較してしまう。結果見劣りする点が多く目立ってしまう。残念な作品。
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三巻まで発刊中。ちょっと読んでみたい。
電撃文庫
まー挿絵がifのあの人だからってだけなんだけど、レビューでの叩かれようを見て、あまりに悲惨なのでどんな出来栄えなのか気になってしまう。
古本市場 350円
ネット注文する機会があったので値段あわせの為購入。
レビューで言われていたほど詰まらない作品ではなかった。
人、というかモブが沢山名前つきででてくるから、イマイチ誰を推したいのか分からないで、ダラダラっとしちゃうところはあったけど、序章の巻としては十分満足できるデキだったと思う。
イラストも”白黒だとこういうテイストになるのか!”と思っていた以上のデキで◎、トーンは使わずベタだけなんだけど、ディテールが綺麗で見飽きない。他ではあまり無いタイプだったのでそれもよかったのかも。 -
設定、世界観、キャラ、ストーリ、あらゆる点で中途半端、底の浅さが感じられた。特に、展開が雑で強引過ぎるため、常に疑問、違和感が付きまとう。それらを吹き飛ばす「何か」面白さがあれば良いのだが、それも全くない。SF大河モノは好みなので、読んでいて残念な気持ちになった。