新装版 地球に生まれたあなたが今すぐしなくてはならないこと (ロング新書)

著者 :
  • ロングセラーズ
4.31
  • (7)
  • (7)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 82
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845451173

作品紹介・あらすじ

「すべきこと」を捜すのではなく
「すべきでないこと」をしない

奇跡といわれた
「リンゴの無農薬栽培」
を成功させた著者が贈る
人類への提言。

人一人が欲を小さくしないと、
争いのない世界は作れません。

もうそろそろ〝星〟という単位を意識して
生きてもよいのではないでしょうか?

日本人としてだけではなく、
アメリカ人としてだけではなく、
ドイツ人としてだ けではなく
「地球人」としての自覚を、

みんなが持てば、おのずとわたしたちの
「思い」も「行動」も変わると思います。

【目次】

目次
まえがき
第1章 「地球人」としての、自覚をもつこと
宇宙からのメッセージを聞く
なぜなのか? わたしによく起こる不思議な出来事
屋久島の出張先でもUFOに出会った
北海道仁木町で出会った二本の虹とUFOの不思議
ソクラテスのようなギリシヤの哲学者と夢の中で話したこと
UFOで宇宙人に連れ去られたことがある
地球のカレンダーはあと何枚も残っていない
宇宙人は「木村は今、なにをしているのか」を見ているのかな
奇妙な体験が、脇目もふらずに働く原動力

第2章 「水」と「油」のような生き方
水と油は交わることができない
何で争いを起こすのか
こうしたらダメでなく、こうしたらよくなるとなぜ言わない
自分の後ろで糸を引いている存在
一人一人が欲を小さくしないと

第3章 「すべきこと」を捜すのではなく 「すべきでないこと」をしない
誰のせいにもできない。「わたし」に「原因がある」
農薬・肥料・除草剤はいらなかった
一八世紀末にゲーテによって示されていた農法
わたしもそれが当たり前だと思っていた
ムシが一匹、二匹出たら、すぐ農薬をまく農業はおかしいのでは
日本の農薬使用量は世界一

第4章 「病気」も自然の一部です。勝手に癒しが起こります
自分のしたことが病気を作っていた
ムシが姿を消したのは
土の中に自然の生態系が戻れば
わたしの畑の収穫物からは放射能が検出されない
秋になっても葉っぱが青々としているリンゴの不思議
リンゴは風に体をまかせて動いている
木々は圧倒されるほどの自然治癒力をたくわえている
「ガンにさ、共に仲良く生きようぞ、と話しかけてみたら?」
対症療法よりも、病気の原因を追求する必要がある
昔の人々は自然によく感謝した

第5章 食べものを変えると心も変わる
日本では認められている毒を含んだ食品
心も身体も健やかで初めて「健康」
ごちそうさまの意味
あるものを生かす
急激にではなく、少しずつ変えていかねば
農業ルネッサンス

第6章 「時空」を超えた世界がある
第7章 「常識」を疑うことから始める 「常識を破れ!」で、意識改革を
第8章 自然大災害は地球の浄化作用
第9章 一人では、生きていけません
第10章 何かひとつ「バカ」になってみましょう

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  『わたしは、常々「水」と「油」のような静かで平和な生き方がしたいのだ、と思っています。』
    印象的でした。
    『「水」と「油」は、混ざり合うことなく、交わるこたが、ありません。
    「水」と「油」は、ケンカすることができないのです。
    「水」には「水」の、「油」には「油」の働きがあって、役割りがあります。
    きっと、「水」と「油」には、それぞれ使命もあるとおまいます。』
    とても心に残る言葉が綴られていました。

  • UFO系が詳しい知人に薦められて読んだが、とても良かった。
    UFOを見るだけでなく、中に乗り込んだり、臨死体験をしたり、龍神の夢をみたりと神秘体験のオンパレードの中、同時並行で進むリンゴの無農薬無肥料栽培の話は圧巻。
    食品の有害物質についてはいろいろな本や雑誌で特集されているが、なんだか特定の商品を攻撃しているようにも見える。しかし、この著者が言及すると説得力がある。また、地球環境破壊についても土や湧き水レベルで語る視点は面白いし、親しみが湧く。
    私はUFOのことはよく知らないが、地球存亡の危機に際し、強烈に訴えかけてくる、読み応えのある本だった。

  • 人も植物も昆虫も、地球に存在する全ては、自然のサイクルの中に存在して、本来は、相互に関係しあうことで、成り立っているのだろうな、と思います。

    りんごを自然栽培で育てた木村さんの言葉には、人類がどこかに置き忘れた大切な自然との在り方を教えてくれます。

    りんごの自然栽培への困難を通じて、死を覚悟した時、山の土に大きな気付きを得たことで成果をあげることができましたが、ここから、目にないものにこそ、大切なものがある、との考えが醸成されていかれたのだと思います。

    目に見えない大切なことに気づけること、私はこのことが、自分の人生にも必要なことであり、また地球に存在する私たち全員が大切にしていけるようであればな、と思います。

  • 失礼ながら見た目からは想像できないほど、博識な方だと思った。
    無農薬・無肥料が成功するまでは大変なご苦労をされたと思うが、ご家族もよく支えてこられたなと思った。

    りんごの木、一本一本に声かけするくだりはりんごの木を本当に大切にされているんだと思って泣けてきた。
    以下同文としてしまうところとかも、共感できた。
    全体的に共感できる部分が多くて、極めた人だからこそ得た知識・考えを披露して頂け、自然は繋がっているんだなと改めて思った。

    人生を楽しんで笑って過ごそうと思うが、ガーデニングや家庭菜園では肥料を使わず育ててみようと思う。

  • 本人からの言葉はやっぱり響くな。それにしても、宇宙人に連れ去られたとか、龍をみたとか、やっぱり超常現象を体験されているんだな~

  • 木村さんの本(お話は)大好きです。
    不思議なエピソードもあるけど、事実だと思いますね。

  • 「本から」
    自然栽培農法の根幹
    ① まず、大豆を植えなさい。
    ② それから、野菜などの作物を育てなさい。
    ③ そして、雑草を育てなさい。
    ④ 結果、雑草は邪魔物ではなく、土を作る基礎になります。

    今になって思うのは、リンゴはわたしに、「人間はどう生きるべきか」を教えてくれたと感謝しています。

    一般に市販されている真空パックのハムを山で食べていた時のことです。地面に落とした肉片に蟻が行列をなして集まって来たのですが、数時間経った後には全ての蟻が死んで、動くことのない一本の黒い筋ができていたのです。それは慄然とする光景でした。蟻の群れを全滅させてしまうほどの毒を含んだ食品が、日本では認められているのです。

    現在の若い世代には、親知らずの生えない人が増えてきました。

    肉だけを食べていると畜生のような性格になると、昔から言われています。肉を食べたら、その動物の魂をもらっているのです。

    ジャガイモ
    切り口を上にすれば収穫量が上がる
    またイモの形が揃う
    土寄せする時間が不要

    硝酸対窒素という劇薬が日本では放置状態
    堆肥を利用する際には未熟堆肥でなく、三〜五年の時間をかけて完熟にしてから利用

    「できない。できない」は禁句にする方がいい

    あなたは今、笑っているだけでいい

  • 地球に生きている人間として、読むべき本だと思います

    木村秋則さんは人という枠を超えている

    地球を救うべく現れたと言っても過言ではないな

    自分が今出来ることは 必ずある

    生き方を見つめ直せる一冊でもある

  • 木村さんが見た地球のカレンダーの最終年は2031年です。本には書かれていません。地球を終わらせないために人間がやらなければならないことが農業を中心に書かれています。全くその通りだと思います。
    ①大豆を育てる②野菜を育てる③雑草を育てる④土が良くなる。すべては土。自然栽培を多くの人がトライすることを望みます。

  • 木村さんが見たカレンダーの最後の年は2031年だそうです。本には書かれてありません。2031年に地球がなくならないよう、私たちが何をすればよいのかが書かれています。
    ①大豆を植える ②野菜を育てる ③雑草を育てる ④土が育つ この4つで自然栽培ができます。人間が変わらない限り地球は終わるとわたしも思っています。できることを最大限頑張ります。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1949年青森県弘前市生まれ。
弘前実業高校卒業後、川崎市のメーカーに就職。そこを1年半で退職して71年に故郷に戻り、リンゴ栽培など農業一筋の生活を始める。
78年頃から無農薬・無肥料のリンゴ栽培に挑戦するが、失敗続きで苦難の日々を送る。
しかし遂にその完全無農薬・無肥料のリンゴ栽培に成功、2006年にNHKテレビ「プロフェッショナル仕事の流儀」に登場し、注目される。
現在はリンゴ栽培のかたわら、国内外において自然栽培法の指導や講演活動で多忙な日々を送っている。
2013年に、その挑戦と苦難の日々を描いた映画『奇跡のリンゴ』が公開され、大きな反響を呼んだ。

「2020年 『新装版 地球に生まれたあなたが今すぐしなくてはならないこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

木村秋則の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×