精神医学の57年: 分子整合医学のもたらす希望

  • 論創社
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 4
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846013011

著者プロフィール

エイブラム・ホッファー(Abram Hoffer)
 1917年にサスカチュワン州(カナダ中西部)の農家に生まれ、最初は農業への関心からサスカチュワン大学で理学士号(農学)、修士号(農芸化学)を取得。ミネソタ大学の大学院に進み、ビタミン(特にビタミンB群とその生理作用)を研究し、ウィニペグ市の小麦製品検査施設でナイアシンの定量技術開発にも携わり、同大学で博士号(生化学)を取得。
 栄養学への関心から45年にマニトバ大学で医学研究を開始、トロント大学で臨床医学の教育訓練を受け49年に医師資格(医学博士号/M.D.)を取得。最初は総合診療医になるつもりだったが精神医療に関心が向かう。大学院時代に結婚し、医師研修中に3児に恵まれた。
 1950年、サスカチュワン州公衆衛生部に就職し、同州の精神医療体制の“近代化”を推進。翌年に州精神医療サービスの州都レジャイナ市分局に移り、精神医療研究部部長として、従来の“精神分析”を診療の原理に据えた“精神身体医学”偏重の精神医療に、生化学と人体生理学を導入する研究体制の発展に尽力した。彼のオーソモレキュラー精神医学の臨床実践と研究知見はこの時期に土台が築かれた。
 州政府の精神医学研究部長を20年近く務めたのち、67年に独立してサスカトゥーン市に精神科クリニックを開業してJournal of Schizophrenia を発行。同誌は86年に Journal of Orthomolecular Medicine に改称するが、彼が創始した栄養精神医学の研究発表の場となった。76年にブリティッシュコロンビア州に拠点を移し、2005年まで開業医を続けた。94年には《国際オーソモレキュラー医学会》を創設し、同州ビクトリア市の《オーソモレキュラビタミン情報センター》の所長としても活躍した。2009年、91歳で死去。
 生涯に600篇以上の論文と36冊の著作を世に出した。そのうちの1冊は『統合失調症を治す:栄養療法による驚異的回復!』(訳・大沢博,第三文明社,2005年)として邦訳されている。

「2019年 『オーソモレキュラー医学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

エイブラム・ホッファーの作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×