死の実況放送をお茶の間へ (論創海外ミステリ215)

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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846017439

作品紹介・あらすじ

"生放送中のTV番組でコメディアンが謎の怪死を遂げる犯人は業界関係者か? それとも外部の犯行か?
"

感想・レビュー・書評

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  • 雑誌編集者の主人公が、大学時代に憧れて一度だけデートをしたことのある思い出の相手が出演しているTVコメディーショーの取材をすることになった。
    TVショーの関係者は、女帝のように振る舞うコメディエンヌのサラ・スコットに支配されており、リハーサルの段階からギスギスと不穏な気配が漂う中、サラのローラースケート靴の紐が切れるという事件が起こりーー

    パット・マガーといえば「七人のおば」はじめ、被害者探しや探偵探しなどテーマの変化球が面白い作品のイメージがありますが、本作はオーソドックスな探偵が犯人を探す話。ただし、そこに至るまでの人物描写、情景描写がみっしりでまるで洋ドラを見ているような面白さです。(事件が起こるまでに本文の6~7割ぐらい使っているので、ある意味、読んでる途中は誰が殺されるのか?という被害者探し的な味わいもありますね)

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著者プロフィール

"パット・マガー
本名パトリシア・マガー。
アメリカ、ネブラスカ州フォールズ・シティー生まれ。
ネブラスカ大学を卒業後、コロンビア大学でジャーナリズムを専攻。
アメリカ道路施設協会の広報室長、建築雑誌の副編集長を務める。
1946年「被害者を捜せ!」で、推理作家としてデビュー。
1950年、カソリック・プレス・アソシエーション賞受賞。52年には、エラリー・クイーンズ・ミステリー・マガジン賞を受賞している。
"

「2018年 『死の実況放送をお茶の間へ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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