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- Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846017927
作品紹介・あらすじ
日本探偵小説界隆盛の礎を築いた天性の才人・森下雨村による名訳がよみがえる! J・S・フレッチャーの代表作「ダイヤモンド」と「楽園事件」を初邦訳テキストで収録。
感想・レビュー・書評
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「ダイヤモンド」と「楽園事件」の2篇収録。森下雨村が翻訳。
読んだ時の作品から受ける感覚が、ディケンズの「エドウィンドルード」やコリンズの諸作を読んだ時と似てる印象。ガチガチのトリック仕込みの本格というより、登場人物達の思惑が入り乱れてドラマになってる辺りからかな?
「ダイヤモンド」はダイヤのネックレスの所有者が次々と不幸に見舞われてリレーしていく辺り、不幸版のわらしべ長者みたいな話で面白い。
「楽園事件」は新青年で懸賞付きの企画だけあって、登場人物の入り乱れ具合と、それぞれに交錯する思惑が読み応えありましたね。ちょっとあの真相は賛否ありそうな気もしますが。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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