リニアはなぜ失敗したか

著者 : 井澤宏明 林克 大塚正幸 樫田秀樹 天野捷一 松島信幸 阿部修治 越智秀二

制作 : 川村 晃生 

• 緑風出版 (2023年7月5日発売)

感想・レビュー・書評

[katak-aiさんの感想 · 2023年9月11日]

2007年4月　JR東海　リニア中央新幹線の自社費用で推進発表　2027年完成
JR東海　売上の80％以上が新幹線　
　リニア中央新幹線　東海道新幹線とリニアの一元的経営　技術の海外輸出
　工事費　2017年5.52兆円→7.04兆円へ　工事難度、地震対策、残土の活用先
　南アルプスを10.7キロ横断　湧き水の全量戻し　ダムから

南アルプストンネル
　86%がトンネル
　北アルプスのような岩石ではなく、超高圧の山体地下水で山体が保持される脆弱さ
　断層破裂帯　
　新しい地層　断層破壊　年4mm高くなっている

民主主義での社会重要施策の原則
１．責任体制の明確化
２．情報公開
３．開かれた議論

著者プロフィール

井澤宏明（いざわ　ひろあき）ジャーナリスト。岐阜県生まれ。同志社大学卒。1993年から読売新聞記者、2012年フリーに。
寄稿した記事に『住民を危機にさらすリニア中央新幹線　水源地を貫く中央アルプストンネル』『特集　持続不可能なリニア新幹線　連鎖する事故に滲むＪＲ東海の焦り』（以上、週刊金曜日）、『名古屋城構想、早くも落城寸前　河村たかし名古屋市長「全員切腹」発言の自縄自縛』（サンデー毎日）など。
映像作品に『リニアが来るまち』『リニア新幹線でいま何が起きているか？─現地報告』（以上、Our Planet-TV）。リニア中央新幹線の建設問題を継続して取材し、書籍化を予定している。

「2022年 『「表現の不自由展」で何があったのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」