敷金・職質・保証人―知らないあなたがはめられる - 自衛のための「法律リテラシ―」を備えよ - (ワニブックスPLUS新書)

著者 :
  • ワニブックス
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847061394

感想・レビュー・書評

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  • 日本は法治国家なので法律について知っておくというのは大事ですね!
    参考になりました。
    ぜひぜひ読んでみてください

  • うわ~!めちゃくちゃ勉強になった~!

    敷金は返ってくるっていうのは知っていたけど
    (返金しない家主さんもいるっていう恐ろしさ!)
    「原状回復」というのがどこまでの状態かっていうのは
    あいまいな認識だったので「お~!」と思った~
    そして、烏賀陽さんが書かれていた「椅子による床の傷」
    これ、私も心当たりがあるので…読みながらひやっと…

    そして怖かったのが職質!
    烏賀陽さんのお友達の話がもう恐ろしすぎる!
    これで捕まるの!?
    そしてついつい署名してしまいがちな書類などなど…
    なんちゅ~恐ろしい!
    どんなにあがいても署名捺印した限りは「犯罪を認めたことになる」って!!

    保証人の話もなんかちょっと切なくなった…
    こんなことが起こるなんて…
    で、その時に書かれていた「THE BOOM」の契約の話
    そうか…こんな大変なことがあったのか…
    自分の曲が自分のものでなくなる…
    自分の家が自分のものでなくなる…
    契約書…難しそうであまり読まないで…っていうのは絶対にダメだ~!!

    この本を読む前と読んだ後では本当になんか考え方が慎重になった~
    自分のまわりにある「落とし穴」って実はすぐそこにあるんだなと思うと怖くなる

    この本、ぜひ学生のうちから読んでほしい~
    もう大人だよっていう人にも勧めたい~
    もうホントに日常の生活って
    なんとか「落とし穴に落ちないですんでる」程度なんだなって改めて思います!!

  • 「契約書にハンコと署名をしたらもう最後」契約相手だけでなく裁判官もそう判断する。99%負ける。
    後から覆ることはないので、よく考えてからハンコ押す。

    賃貸住宅などで「すぐに契約されないと人気物件ですから他のお客様が契約してしまいますよ」と急かされることがあるが、焦らず1万か2万円を内金として渡し、領収書を貰い、契約の意思があることを証拠付け「本契約は契約書を検討してからにします」という。契約するなら、仲介手数料から差し引いて精算。しないなら「気が変わりました」と領収書を見せ、返金して貰えばよい。

  • あまりに当たり前で知っていることばかりだった。
    まず敷金の返還について。
    引っ越しと退去をしたことがあるのならば、一度くらい敷金礼金についてググったことがあるのではないだろうか?
    私はある。
    そして本書はググればわかる程度の内容なので、当然知っていることだった。
    契約書に敷金をクリーニングに記載があることは多い。
    それにガイドラインでこうだから、と交渉すればいい、と本書は述べているが、現実的ではない。
    ガイドラインはあくまでガイドライン。別にそれと異なる契約書を作ろうがなんの問題もない。
    そこでゴネたら契約できなくなるだけ。
    仲介業者も大家も面倒くさい客にそこまでして契約してほしくない、トラブルになることが予想されるからだ。
    もちろん軽く変更できないか交渉することはありだと思うが、自分は成功したことがない。
    次に裁判について。
    これもよく言われていること。
    相手に明らかに瑕疵があり、その証明が簡単で、+αの金額を求めない場合は、そりゃ、本人訴訟で十分だろう。
    自分もやったが、最初からそんなに心理的負担はなかった。
    問題は、判決で勝っても支払われない場合だと思うが、そこは記載がない。
    債務名義に基づいて強制執行(差押等の手続)を行っても差し押さえる資金が相手になかったら……そっちが知りたかった。
    職質についても、連帯保証人についても、ある程度周知の事実ばかりでためにならない。

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著者プロフィール

1963年1月京都市生まれ。
1986年、京都大学経済学部を卒業し朝日新聞社に入社。名古屋本社社会部などを経て1991年からニュース週刊誌「アエラ」編集部員。
1992~94年に米国コロンビア大学国際公共政策大学院に自費留学し、軍事・安全保障論で修士号を取得。
1998~99年にアエラ記者としてニューヨークに駐在。
2003年に早期退職。
以後フリーランスの報道記者・写真家として活動している。
主な著書に『ヒロシマからフクシマヘ 原発をめぐる不思議な旅』(ビジネス社 2013)、『フェイクニュースの見分け方』(新潮社 2017)、『福島第1原発事故10年の現実』(悠人書院 2022年)、『ウクライナ戦争 フェイクニュースを突破する』(ビジネス社 2023)などがある。

「2023年 『ALPS水・海洋排水の12のウソ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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