- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860112301
作品紹介・あらすじ
書評集成2005〜2012。トマス・ピンチョンから太田光まで、厳選八十二作+その他五作。千五百字に詰まった一冊入魂の矜持をご覧じろ。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
2023/7/22購入
-
図書館で。
それにしても色々な本を読んでいらっしゃるなぁと感心。それが商売という事を差し置いても。そして酷評した作品の作者は又読むって辺り、相当の忍耐力が無い大変だなぁなんて思いました。自分には無理だな~
読んでいない本も多いのでざっと目を通すぐらいで終了です。
自分は、この頃はあまり合わないな、と思う本を無理に読むよりは、スッパリさっぱり見限るようになりました。だって時間も有限だしねぇ。 -
本の本
書評 -
自分にとって罪作りなトヨザキ社長の書評集。なぜって、”また読みたい本がこんなに~!”ってなっちゃうから。それが分かってて、そして嫌だったら読まなきゃいいんだけど、そうは参りません。読み物として面白く、かつどの作品も魅力的に思えて、やっぱり読む本が~!でも『寄らば切る』だけあって、くさす作品はくさしてまるけどね。それも含めて素敵な一冊でした。
-
メッタ斬りシリーズより饒舌?ちょっとテンション高め。著者の嗜好というか、好き嫌いがわかり易いのだけど、書評としては面白く読めた。中原昌也評がいつも魅力的で、ずっと気になっているけどなかなか手が出ない。
-
019
中原昌也、福永信、川上未映子、綿矢りさ、そして海外文学の数々… -
辛口の本音で書かれた書評コラム集。『本の雑誌』の連載をまとめたもの。「ガタスタ」とは、書評家の仕事は、本の内容や筋を抜き出し(ガター=抜き取り屋)、鑑定して可否のスタンプを押すだけのものに成り下がると喝破したヴァージニア・ウルフ(「書評について」『病むことについて』所収)に由来する。軽薄な文体で偽悪ぶっているが、著者なりの「矜持」が感じられる。
86冊取り上げられているが、書評を読んで、読みたくなった本は以下の通り。
『秋の四重奏』バーバラ・ピム(みすず書房)
『火を熾す』ジャック・ロンドン(スイッチ・パブリッシング)
『ともしびマーケット』浅倉かすみ(講談社)
『巡礼』橋本治(新潮文庫) -
ここに取り上げられている本で読んだのは一冊だけだった。ジャンルとしては縁があまりないのだろうと思う。
-
「本の雑誌」での連載をいつも楽しみに読んでいる。こうしてまとまったものを読むのも楽しい。
豊崎社長はガイブン(外国文学のことね)の貴重なガイドさんだ。大プッシュされてるのをいつもいつも面白く読めるわけではなくて、私の理解を超えていて???となることもよくあるけれど、それがまたいいんだよね。小説って、本の世界って広いなあ深いなあと思って嬉しくなってしまう。ヘンテコリンな作品を紹介するときの豊崎社長の熱の入り方が好きだなあ。
推定人口三千人というガイブン読み(しかも毎年平均年齢が一つずつ上がる)を何とか増やし、自分の好きな作品を今後も出版してもらいたいという情熱があふれている。嫌いなものへの罵倒は強烈で、その印象が強いけど、数は少ないんだよね。