古本屋台2

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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860114879

感想・レビュー・書評

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  • お馴染みの帽子の男、ギョラちゃん、眼鏡とヒゲの男、茶髪(?)の青年、バンドマンとその妻、ヒロイン ウザキさん達に舎弟らしき男を連れた古本屋台を本も売っている飲み屋と勘違いしている(?)ヤクザ風の男、オヤジさんに注意される度にお詫びの品を持ってやって来るロングヘアーの女性の新たなレギュラーを加えての第二巻。

    もう安定の面白さ。
    買ってから何度も読み返しているけど、全く飽きない。
    この二巻も一巻同様オールタイムベスト入り決定!!

    一巻のレビューでも書いたけど、こんな屋台が本当にあったらいいだろうなあ。

    帰宅途中でやんわりと灯る提灯を見つけて暖簾をくぐり、白波を頼んでオヤジさんが用意している間に素早く本を物色して手に取り、白波の入ったコップを片手に本を読み、気に入れば買う。
    たまに、探していた本があった時は思わず歓喜の声を上げたり、常連客との会話に夢中になってオヤジさんに注意されたりして(それがまた楽しかったりするんだ)。

    漫画の中の事とはいえ古本屋台に行く事が完全に生活の一部となっている登場人物(常連客)達がホント羨ましい。
    羨ましすぎる!!

    第一巻から6年経ってからの第二巻。
    次にオヤジさんと常連客達に「会える」のはいつだろう?
    できるだけ早くだと良いんだけどなあ。(現在「本の雑誌」で連載中)

  • 『古本屋台 2』刊行記念 Q.B.B.(久住昌之・久住卓也)、岡崎武志、荻原魚雷トークイベント 『古本屋台へようこそ!』 | 今野書店
    https://x.gd/Dk0Da

    久住昌之、久住卓也(Q.B.B)『古本屋台』 : 日本的な、如何にも日本的な。|年間読書人(2021年6月9日)
    https://note.com/nenkandokusyojin/n/n53fd1874a07d

    【書評】『古本屋台』Q.B.B. 作・久住昌之、画・久住卓也 - 横丁カフェ|WEB本の雑誌(2023年10月5日)
    https://www.webdoku.jp/cafe/seto/20231005120813.html

    古本屋台2 - 本の雑誌社の最新刊|WEB本の雑誌
    https://www.webdoku.jp/kanko/page/9784860114879.html

    古本屋台/Q.B.B./久住 昌之/久住 卓也 | 集英社 ― SHUEISHA ―
    https://www.shueisha.co.jp/books/items/contents.html?isbn=978-4-08-771137-0
    ----------------------------------
    (yamanedoさん)本の やまね洞から

  • まさか、2巻が出るとは思わなかったので嬉しい。
    本の中に流れている、しっぽりとした空気が好き。
    本に入って、古本屋台を訪ねてみたいな。 焼酎飲めないけど。

  • 最近は「本の雑誌」で2話ずつ連載されている古本屋台。2作目の本作でも古本屋台のオヤジやお客さんは良い味わいのある面々。屋台の横の本棚部分がどうなっているのか(両面あるのかどうか)と思っていたけど、本作の中で屋台を洗う回があって構造がわかった。各回に出てくる本が最後に「登場文献一覧」として3行ほどの紹介文と一緒に掲載されている。どれも古本屋で巡り合うと手に取りたくなるような本ばかり。

  • 『古本屋台』の2巻が出た!
    まとめて読むとやっぱり楽しい。

    前作でメイン視点だった常連さんより
    どんどん他のお客さんネタも増えている。
    ガッツリ古本読みのおっちゃんたち
    本読まない兄貴と舎弟?の二人組
    静かな本好きのお嬢さん
    古本初心者の女の子…などなど。

    この女の子がなんだか微笑ましい。
    最初、オヤジさんに怒られるのだけど
    反省しつつ、めげずに顔を見せにくる。

    今回も巻末に登場作品リストつきで
    また読みたい本が増えていく。

  • あのおやっさんの古本屋台が帰ってきた!今回はコロナ禍も織り込んで、マスク生活やお酒販売NGの張り紙が描かれたり。けど、帽子に髭の紳士の、おやっさんへの愛情表現、見た目はチンピラなんだけど、風鈴や水耕栽培などセンスあるプレゼントを持ってくる男、大声出すなよ野中の一軒家じゃないんだから、をはじめとして客にビシッと厳しいこと言ったりするけど、次会えばまた変わらず迎え入れてくれて。時々きまぐれに出てくるつまみがあったり、映画ひまわりのテーマをバイオリンで弾いたり。客たちもマイペースでやってきて、白波を一杯飲んだり、古本を買ったり。ああ、ほんとこんな屋台あったらな。昔淡谷のり子がテレビで言ってた、あなた70歳になってごらんなさい、一時間なんて5秒よ、に実感が湧いた話と、最近装丁で買った本という話題を出してた客が佐久間文子「ツボちゃんの話」を推してたエピソードが印象に。

  • 古本屋台のパート2です。ちびちび飲みながら完読しました。どの回もしみじみとした展開で楽しませてくれます。
    2日に1回は、読み返してお酒をちびちびと酌み交わしたものです。

  • 本の雑誌社のサイトでサイン本を予約注文して、白波、じゃなくて黒霧島のロックを飲みながらゆるゆる読みました。後半に収録されていたぶんは毎月仕事帰りに書店で立ち読みしてましたけど、家で飲みながら読むと、また格別ですね。新型コロナ以降もうすっかり外では飲まなくなっちゃたし、同じ店で飲んでいる知らない人と話すこともなくなっちゃった。それはさみしいことでもあり、でも仕方ないことだよなとも思います。本をめぐってのくだらない雑談もなー、生きているあいだにいつか、お酒を飲みながらだらだらお店で話しあえる日がくるのかなー。

  • 大好き!
    ニマニマしながら至福の時間でした!

  • 経一さんオススメ

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著者プロフィール

作・久住昌之、絵・久住卓也によるユニット。合作ペンネーム。

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