- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860202477
感想・レビュー・書評
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『丘の上のパンク』を読み、藤原ヒロシという王道の影に隠れる位置(=下北沢)で何が行われていたのか、ということを改めて振り返りたくなり再読。
改めて読むと店長の山下さんの度量がこの店を伝説にしたのだなと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2016/4/10購入
2016/5/28読了 -
Zooには結構行ってたんだなと。Slitsになってからは多分行ってないような記憶が。
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見事な構成
私の愛する人たちの青春記録
Fine configuration.
the lovers youth recorded -
山下直樹のまえがきがアタシには名文だった(「残念ながらこんな店はもうやれないし、こんな時代は二度と来ないのだ」なんて言い切るあたりとくに)ので、それだけで本体2200円出した甲斐があったのだけれど、徹底徹尾証言で構成しただけあって、アタシが妄想した「ZOO」と「SLITS」の空気が、混沌と熱量が本全体に溢れている。<br />きっと、WWW誕生直後のインターネットコミュニティや第1回のコミケもこんな感じだったと夢想する。<br />読むだけで、無性になにかをしたくなる本。<br />おそらく本当に「こんな時代は二度と来ないのだ」<br />けれど、アタシはこうも思う。それは過去を美化しているにすぎないと。もうさほど若くはないけど、アタシはもっとスゴい時代に、とんでもない混沌と熱量の渦中で遊ぶのだ。<br /><br />でも、正直、羨ましいよなぁ。宇川直宏とかなんてことしてたんだ!(笑)