死と生をめぐる思索: 石となった死

著者 :
  • 清流出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860291549

作品紹介・あらすじ

死を考えることは、すなわち生を考えること。科学者として永年「死」と関わってきた著者が、死者を思い、その「死」を通して人間の生を考える。

感想・レビュー・書評

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  • 昔読んだ本

  • 南海の孤島で玉砕し、無言で凱旋する白木の箱の中のごまかしの石。太古の動植物が死に、その体が堆積物の中に埋没して何億年のはてに化す石。葬られた人のために建てられるたくさんの墓石、そして墓碑。1989年、弘文堂発行「叢書・死の文化」シリーズの一冊として刊行された当時のタイトル「石となった死」には多くの意味が込められている。
    大学生時代、米軍の朝鮮戦争戦死者の遺体の個人識別に携わった経験、人類学者として縄文時代の遺跡で発見したもの、信州大学で解剖学、実習でとった教鞭、そして第2次世界大戦中、空襲や飢餓のために失った母親、姉妹たちの思い出。
    著者がみてきた様々な死。著者が体験した身内や友人、その他の人の死にかかわる諸事件を織り交ぜ、人類学者と普通の人間としての複合的視点で死を考える書。

    1989年、弘文堂発行の「石となった死」に増補分を含めて2006年に清流出版から「死と生をめぐる思索」として発行された。

  • 借り物。ぜーんぜん読んでない。
    研究のための本は溜まる一方…就活終わったら一気に読破したいところ。

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