- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860520076
感想・レビュー・書評
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ジブリ映画が大好きで、子供のころから本当に何回も見ている。
大人になって見てみると、同じ映画なのに違う風景に見えてくる。
一つ一つのシーンやセリフが、違う意味合いをもって感じる。
そんな人はたくさんいるのではないだろうか?
それはきっと映画を作った人の気持ちがくみ取れるようになったからだろう。
いや、ただの自身の勝手な解釈なのかもしれない。
この本は、その答え合わせが少しだけできます。
(以下抜粋。○:完全抜粋、●:簡略抜粋)
○人を殺した人間だから、殺すことの痛みがわかった人間だから。
それで膝を曲げるんじゃなくて、それを背負って歩いている人間だから、
この娘は描くに値するんじゃないかと僕は思っていたんですよ。(P.60-61)
○どっかで見極めなくちゃいけない。
お寿司と同じでね。腹いっぱい食うか、最後の二個くらい我慢してやめるか。
美学の問題ですよ。(P.148)
○なんか作品を作る中で無意識の奥のほうの
意識化できない部分で道筋は大体できているんですね。
だから、それを意識の上に拾い上げるのにやっぱり時間がかかるんですよ。(P.227)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
おもろーだったけど、想定内。でも、しっかりしなきゃとも思う。
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千と千尋、ストーリーが破綻してるという感想しか持てなかったけど、また見直してみようかな。
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なんだか、宮崎さんを少しかいまみれたきがしました。
著者とのインタビューなのですが、ニヒリズムとか、哲学的なことが多くてちょいとつらかった・・・爆 -
図書館。
渋谷陽一との何年かにわたっての雑誌掲載をインタビューを
まとめた形式。ノーカットとのこと。
作品として単純に楽しめたラピュタが一番好きだけれど
ナウシカも捨てられない。
監督、なかなかタイヘンそうな方だなぁ。。 -
宮崎駿×ロッキングオン渋谷陽一のインタビュー。
作品の宣伝や紹介のためではなく
宮崎駿が自分の考えている事をここまで語っているものを
まとめてあるのは珍しいと思う。
そして、それを引き出す渋谷さんのインタビューがすごい。
本人を言っている通り、初めは渋谷さんがやや喧嘩腰のため
スリリングなインタビューになっている。
お二人とも頭が良く、知識も多いので難しく感じる部分もあった...。
ヒューマニズムとエコロジーだけで宮崎駿を語ってはいけない。 -
学校の図書館で結構ぼろぼろになってて、みんなに読まれてるから面白いのかな!?と思って借りた本。
宮崎さんとのいくつかのインタビュー。
インタビュアーの方とのレベル高めな会話についていくのがちょっと大変だったけど何となく宮崎さんが考えてることとか、製作背景とか知ることが出来たかと。 -
千尋から仮り暮らしまでも読んでみたくなった。歴史はまだ続いているから。
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思索の道筋や表現の動機がわかると新しく納得できる。