- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860620059
感想・レビュー・書評
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沖縄の古本祭りでゲットした。残りの日程あと2日、読了出来ず。斜め読みをして、どうにかこうにかゲットできたのが「ポーク玉子おにぎり」である。普通に置いてあるコンビニおにぎりなのだが、なんと沖縄しか無いという。2003年発行のこの本ではローソンで180円となっていたが、私はセブンイレブンで220円だった。表紙の、上から3番目の写真がそれである。この形状と具の組み合わせもなかなか本土にはないが、1番の特徴はポークが豚の精肉ではなく「ポークランチョンミート」だということだ。SPAMというメーカーが最も有名な缶詰肉である。その薄切り肉と卵焼きに薄くケチャップを塗ってご飯でサンドして海苔を巻いている。ホテルのゴーヤチャンプルーの肉はたいていコレだった。輸入缶詰だが、消費は沖縄県が9割だという。元は豚のくず肉をコンビーフ状に固めたものらしく、占領時代に安く肉を使うためにこれが沖縄県内に普及したらしい。食べてみると、普通に美味しく、オカズとご飯の一杯を食べた満足感がある。
沖縄にしかない食べ物は、実はものすごくあると思う。ここで展開されている「島豆腐」「焼きテビチ」「中味汁」「沖縄そば」「古酒」「島ラッキョ」「島ニンジン」等の有名なものだけでなく(この辺りは沖縄旅行をすれば自然と食べることができる)、「スクガラス」「ムーチー」「インガンダルマ」「きっぱん」「マース煮(表紙の1番上にある写真)」「大東寿司」等のマイナーなやつ、聞いた限りでは本土にもあるが実は沖縄独特の「天ぷら」「餃子」「ヨモギ」「味噌」等々と紹介して、文章もなかなか読ませてくれて楽しい。
しかも、那覇市を中心にして何処で手に入れられるか、値段はいくらか、書いてくれていてとても親切だ。食べれるお店を何軒も梯子をする必要があるが、数日で制覇できる可能性がある。
やはりこういう本は、沖縄旅行に行く前に読む本である。次回行く時には、何何を制覇するのか、計画をたてて行こうと思う。 -
本土からの移住者の目を通しての、
沖縄な食材と料理のコラム。
というか、エッセイ。
そうだよね、
行ってみなくちゃわからない独特の食文化だね。 -
更に沖縄いきたくなった。
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沖縄の人だけが知っている本当にディープな島の味が満載。
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私は兵庫県出身ですが、三線弾きでどっぷり沖縄につかっております。そんな沖縄中毒者達にお薦めの1冊です。沖縄料理だけでなく、沖縄独特の食材、コンビニ製品も掲載されており楽しく読むことが出来ます。
いつもレビューを楽しみに拝見してます。
沖縄と言えば空港で降りて真っ先に口にするのがA&Wの...
いつもレビューを楽しみに拝見してます。
沖縄と言えば空港で降りて真っ先に口にするのがA&Wのルートビアですが、
この本には載っていなかったでしょうか?
ノンアルコールの、サロンパスの香りがする飲み物です。
あとは、豆腐よう(よう、の変換ができません)かな。
癖が強いので好みは分かれますが、ぜひお試しくださいませ。
案外病みつきになるかもしれません。
どちらも残念ながら扱われていませんが、そもそも餃子が扱われるのならば、おでんを扱っていな...
どちらも残念ながら扱われていませんが、そもそも餃子が扱われるのならば、おでんを扱っていないのも不満です。豚足が入っていて、練り物が無い、醤油も使っていないという沖縄独特のおでんです。
豆腐ようはよく見かけました。私は台湾で食べました。中国、東南アジア、日本の交差点らしい沖縄の食文化です。