- Amazon.co.jp ・本 (156ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860673307
作品紹介・あらすじ
2011年、春、沖縄に移住した根本きこさん。それまで暮らした神奈川・逗子でのこと、営んでいた「coya」と「oku」のこと。妊娠から移住までの、約7年間。穏やかだった日々を綴ったエッセイ。
感想・レビュー・書評
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雑誌「天然生活」の約7年にわたる連載をまとめたもので、いつでも自然体な感じが文章にもにじみ出ています。
妊娠・出産を機に、夜型から朝昼型へと自然に移行してしまった生活リズムや、今回の地震に続く原発事故・放射能問題での沖縄移住も、必然的な流れとして決意した様子が読み取れます。
まだ小さなお子さんを連れて海外にも出かけるなど、いやはやその行動力には脱帽。そういうことをさらっとやってのけるところが、また素敵なのです。
きこさんといえば、高校時代に1988 cafe shozoでアルバイトをしていたという、いかにも素敵な経歴をもつ同世代人として憧れちゃうわけですが、この憧れはないものねだりではなく、純粋に自分とは違う生き方に対する賞讃です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
子連れ海外旅行にバンバン行っていて、そこでおススメ品、おんぶ抱っこバギーというのが重宝する。と、書いてあり、確かに2歳といくなら道路が舗装されてるとこくらいベビーカーで行きたいとおもうよなぁ。と。
そしたら、背負うこともできるバギーがあるんだとか!?
すご!知らなかった!
それいいじゃん!めっちゃいいじゃん!普段もいいじゃん!と。目からウロコでした。
子供との時間、仕事の時間、普段、そんな何気ないことを丁寧で優しく、流れるような綺麗な言葉で描いており、詩人だな。と、思うようなエッセイでした。
普通の雑貨やさん?かなにかの店員さんらしいけど、とても言葉の綺麗な人。素敵だ。綺麗な言葉を使いこなす文面の美しさっていいな。と、思う一冊でした。 -
さくさく。特にひっかかることもなく。わたしは西加奈子が好きなので西加奈子のエッセイは倍楽しく感じるけど根本さんにはそんなにもともと興味がないので、これを読んでも特になかった。
震災で今まで暮らした場所や人を捨てて逃げたと言われてるみたいだけど、わたしもこどもがいたら迷わず逃げると思う。 -
2013年2月20日
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逗子図書館にあった!