イルゲネス-The Genetic Sodom ILEGENES- 下 (マッグガーデン・ノベルズ)
- マッグガーデン (2007年9月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861274299
感想・レビュー・書評
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「イルゲネス」下巻。
「人造体(非天然体)に市民権を与える」――――前巻でフォンの口から語られた真意。しかし、その手法はイルゲネス全域を混乱の坩堝とせしめる苛烈なものであった。この混乱は島内に止まらず、ついには島外の国家連合が介入の動きを見せる事態となる。フォン、ジェイク、レイ、アンジェ・・・「天然体(ナチュラル)」と「非天然体(アンナチュラル)」・・・それぞれの立場による信念と葛藤の行き着く先、そして"Genetic-Sodom" イルゲネスが辿る結末とは――――。
テキストもシナリオ構成も特に悪い印象はなかったのだが、特に良かった印象もなく、最初(上巻)から最後(下巻)までフラットに読み通すこととなってしまった。揺さぶられるはずの部分を悉く外してしまったのか、どうも自分に合った作品ではなかったようだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フォンがただの独裁ではないことにほっとした。
フォンの行動は極端だったかもしれないが、イルゲネスの住人を想ってのことだった。
ストーリー後のフォンが幸せに余生を送ることができたらいいと思った。
そこはかとないBLの香りも好きだった。
20世紀最大の独裁者は独.逸の方なのかと思った。 -
面白かった。
ジェイクとフォンの絆が良いね。
あとニコラスの嫉妬がちょうどいい感じ。
最初から最後までフォンの思惑通り?まるで孫悟空のお釈迦様だな。テーマは遺伝子操作の発達した社会の弊害。生物のどこからどこまでが心があって、意思表示ができるのか、生き物の権利とは何をさすのか、けっこう重たいテーマ。 -
借り物。
ジャンルこれで合ってるかなぁ。
過去とかこれからのこととかいろいろ物足りないぞー。
もっと読みたい。 -
表紙はアレやけど、中身はちゃんとSFでした。ラストまで何が何やらわからんかったけど、ハッピーエンドで良かった(^ω^)
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とりあえずはハッピーエンド・・・かな。コミック版で彼らの先を見てみたいなぁ。
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物語が場面ごとの切り貼りのような感じがします。でもストーリーは面白く、フォン、レイ、アンジュやジェイクなど登場人物がとても素敵でした。特に、フォンとジェイクの友情には感動です。
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レビューは上巻参照。
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上下巻。近未来SF 人造人間vs人間