日本のITコストはなぜ高いのか?

著者 :
  • 日経BPコンサルティング
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861304231

感想・レビュー・書評

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  • ITコストが高いのは日本だけなのか?とも思っていたが、
    やはり日本では、ベンダ側のビジネス論理が高コスト体質を生みだしているのだと少し理解できた。
    ・ユーザの要求レベルの高さ⇒それを補うためのベンダー側の戦略(ベンダーロックイン、保守契約制度)
    ・保守契約の妥当性評価の欠如など

    保守契約の妥当性評価(第三者監査)を行ってコスト削減し、余力を持ってIT技術者育成、戦略的なIT投資を実施し、日本再生を目指そうという筆者の思いを込めた一冊でした。
    残念ながら、理念先行のため具体性や実現性は見えませんでしたが。

  • 導入システム価格の6%が相場
    その内の7割が人件費

  • ITユーザーがシステムの維持管理のために支払う金額は年間1兆円。
    それでも国際競争力は世界17位。
    それは変ですよね。
    それは、保守契約なんてものにお金がかかっちゃってるからですよね。
    という内容の本。

    そもそも、壊れたシステムを直すのは作った人の責任なんだから、
    保守契約なんか結ぶ必要あるの?というのが筆者の言い分。

    ものづくりのコスト意識に対して、この非常識はどうしてなのか。
    それは、コンピューターは難しいものだという意識から来ている。
    冷蔵庫は難しくないけどシステムは難しいと思わせる、システムの
    デザインの悪さがあるのかもしれない。
    ただ、難しいシステムは分担されて、色々なベンダと色々なソフトの
    組み合わせでできているから、切り分けを含めて誰が直すのかと
    いうところに不安は正直残るだろう。
    ITコスト削減は、そのようにシステムをすべて解決できる人材がいるか
    どうかにかかっている。その通りだと思う。

    他の人の感想
    http://www.zkaiblog.com/kokugoryoku/archive/1029
    http://uchida.cocolog-shizuoka.com/diary/2009/12/it-c659.html
    http://pinvill.cocolog-nifty.com/daybooks/2010/01/post-872d.html

  • 保守費に国内で年間1兆円もかかっていて、誰も検証しないなんて・・・ ブラックボックスで正価がないんだろう “ワンコール費6000円を5000円に”とか、目に見える形で契約を固めていくことを勧められた ある面で労働集約産業なのは否定できないんだろうな

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