ロスト・コントロール -虚無仮説2- (Daria Series)
- フロンティアワークス (2013年11月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861346743
作品紹介・あらすじ
FBI捜査官の藍沐恩は先の誘拐事件で深く傷つき、その心の傷を誤魔化すため上司で相棒のハイエルとのセックスに救いを求めてしまう。ハイエルが未だに亡き妻を愛していることを知りながら彼と夜を重ねる藍。だが、未来を描けない今の関係を、胸に秘めた恋情ゆえに思い悩み…。そんな時、捜査中の事件の犯人からハイエルの恋人として、事件の関係者でもあるジュリアと藍が狙われた。そして、ハイエルは藍に命じる。"ジュリアを守るため、恋人のフリをしろ"と-…。台湾で人気のBL小説、感動の完結!!
感想・レビュー・書評
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最後はやっぱりこうなるんだなーとにやにや(笑)読み終わったばっかりだけど読み直したいぐらいの面白さ。さくさく読めるし年内にもう一回読めそう。
事件の終わり方は割りとあっさりめ。
2巻はハイエルと藍の話がメインという印象を受けました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後藍が幸せそうでよかった。番外編まで読みごたえあり。
虚無仮説の意味に納得。いいタイトルですね。 -
台湾の作家
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2巻は恋愛も1巻よりは重視を置いていて事件の中でもそのような駆け引きがあって面白かったです!
なんか海外作家さんのBLって独特ですよね、シリアスでいいんですけどちょっと重いのでそういうの読みたいときにはいいかも! -
面白かったです。でもこの面白さは海外ものの小説を読んで感じる面白さそのもの。違うのは普通の小説では匂わされているゲイであるという事実が、こちらでは明確に書かれているので恋愛ものとして楽しめるところ。日本的なBLを期待して読むと肩すかしをくらうかもしれませんが、その分海外BLとして割り切って読んでいれば最初から最後までとても楽しめます。
その上で攻と受の関係性に萌えるお話。私はイラスト・ストーリーとも好みだったので続編があれば買います。 -
1巻は事件メインだったけど、2巻は二人の恋模様メインといった感じ。
ちょっと事件のほうが駆け足というか物足りなさを感じたんだけど、ハイエルと藍のやりとりはものすごく萌えた。 -
事件もハラハラさせられたけど、ハイエルと藍の関係にもドキドキしまくりました。
もう、ハイエルったら独占欲丸出し。笑いました。
そんな上司の気苦労も知らず、理不尽な扱いだと完全に誤解している藍です。二人の様子にニヤニヤが止まらなくなりました。
少女誘拐事件で深く傷ついてしまった藍。前編最後の最後、ハイエルの辛抱が足りなかったせい?で二人はついに結ばれて萌え度も上がったんですが、落ち込んでいる藍にはハイエルがまだ亡き妻のことを愛していて、自分はただのセフレという考えが拭いきれなくて。
二人の関係に亀裂が入ったり、危険な捜査で何度も命の危険にさらされたり。手に汗。
ロストコントロールしてしまう藍とハイエルに釘付けになります。
藍が必死で過去や母親から決別しようとあがく姿に胸が熱くなります。
そして、ハイエル。今回は彼の心情が細やかに描かれていて胸打たれるものがありました。
愛しているという言葉の持つ意味、重さがひしひしと伝わってきました…
言葉で言われないと確信できないのが人間であり、また藍もその一人だったと思うんですが、理由がわかればハイエルの意外な(すみません)誠実さひたむきさが素晴らしく…惚れました。
一巻にも二巻にもある番外編が両方ともとてもよかったです。特にこちらの番外編は後日別の事件の潜入捜査の話なんですが、ラブがあちこちにダダ漏れていてニヤつきが止まりませんでした!とても嫉妬深い俺様と、なにやらかわいい小悪魔の、一見SMちっくなイチャコラが!!そんな二人に振り回されてるダニーとアニタも面白いです。
とても満足だったので、またぜひセンセの新作読んでみたいです。