恋廻り (ダリア文庫)

著者 :
  • フロンティアワークス
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本棚登録 : 81
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861348518

作品紹介・あらすじ

大学時代に失った恋を未だ引きずっている由弦に、夢の中に現れた大学の後輩・絢人が、過去に戻ってもう一度やり直せと言ってくる。夢かと思いきや、目覚めた由弦は大学生に戻っていた。そう、2年後輩の慧太と初めて出会ったあの日に-。恋をしなければ辛い想いはなくなるのだと由弦は慧太を突き放すが、気づけばもう一度、彼と恋に落ちていた。やがて来る終わりに怯えながらも、由弦は慧太との関係に溺れ…。

感想・レビュー・書評

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  • タイムリープ
    恋人と別れ、NYで暮らす由弦の夢に現れた後輩の
    絢人。過去に戻ってもう一度、恋人の慧太とやり直せと言う。そして…
    過去に戻った由弦はなんども慧太に恋をしないように仕向けようとする。別れる結末が見えている恋から逃げようとするが、どうしても慧太に恋をする道筋を辿ってしまい…

    現実で再会した2人はタイムリープの真相と、お互いの気持ちを確かめ合う

    ファンタジーな感じなんだけど、あんまりドキドキ感がなかったかなー。
    ストーリーとしてはタイムリープなんだけど、読んでる方からすると、一から恋してる物語読んでるのとそう変わらなかったのが設定が残念な感じがしたかな

  • 昔の恋を忘れられない由弦がタイムリープをするという不思議な話。なんとか恋をしないようにしよう。と思っても、慧太に惹かれずにはいられない由弦が、辛いと分かっていてもちょっと羨ましくなった。そこまで好きになれる人に出会えたのは、ラッキーなことだと思うから。
    相手の気持ちを理解することは難しいのだな。と実感させられる話。大切で、傷つけたくない相手だと、心配が尽きないから余計そうなのかも。

  • yoco先生のイラストが最高でした。
    お話にぴったり、もしくはそれ以上にドラマチックで映画のようなイラストでした。

    お話はファンタジー要素がありますが、メインは再会した二人が抗えないまま再び恋に落ちていくお話です。
    とてもよかったのですが、蜜月シーンを少し削ってでも、別れに至った描写をもっと書き込んでほしかったです。
    絢人の心境ももう少しかいてほしかったかな。
    その二点は物語の核だと思うのですが、すこしサラッとしすぎてた印象。
    ただ、お話自体はとても切なくて雰囲気があり面白かったです!

  • 受けさんも攻めくんもお互いがすっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっごく好きでもうそれはそれは大好きで、たまらなくときめきました。かわいい。好き。由弦さん、由弦さん、と慕う慧太くんがかわいくていじらしくてたまらんでした。
    タイムリープネタ、おいしくいただきました。ラストのラブラブぶりが……かわいい……年下攻め最高でした。

  • シリアス。タイトルから何回も繰り返すのかなと思ったら一度だけでした。

  • かわいめの印象が強いセンセの作品の中では、びっくりするほどシリアスタッチでした。yocoセンセのイラストで、さらに大人びた雰囲気の話に仕上がっています。

    タイムリープもの。
    あることから別れてしまった慧太との恋がまだ忘れられない由弦。夢に現れた後輩の絢人の力なのか、気づけば時間を遡って慧太と恋人同士だった大学時代に戻っていて驚愕します。そして彼への未練を断ち切るため恋人にならない道を選ぼうと努力するのですが。

    もう一度ダメになった恋を取り戻そうと過去に行く話は多いけど、恋をなかったことにしようと過去でがんばる話は珍しくて面白い切り口です!
    でも、恋人の表面だけを見て誤解していた由弦が過去をやり直し、慧太が何を考えどれだけ自分を想ってくれていたか知ることによって、もっと慧太の事を好きになってしまうんですよね…
    だけど、はっきり言ってタイムリープしなくてもいつかきっと再会して誤解が解けたらすぐに復活愛してしまいそうなcpなんですけどねwラブラブです。

    慧太がとても良い年下攻めで、ステキでした。絶対やり直したほうがいいと思える攻でした。別れたきっかけが曖昧だったのは、絢人のせいだと最初から勘ぐってました。疑われても仕方ない立ち位置なんですよね…
    罪滅ぼしだとしても、絢人がどこでその力を手に入れたかは、ちょっと気になってしまいました。
    イイ人だと思うので、ぜひ救済してほしいです。

    エロ的には、高まる恋心とともに甘くて激しいHシーンとなっていて、切なさもあり読み応え充分。

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著者プロフィール

(かわことゆいか)・作家・白泉社にてデビュー後、B‐Prince文庫新人大賞受賞。現在、BL各社で執筆中。

「2022年 『異世界で獣人のつがいになりました』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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