- Amazon.co.jp ・本 (418ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861764530
感想・レビュー・書評
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青春スポーツ小説。といえば、「バッテリー」(あさのあつこ)も読んでみたが、あんまりはまらなかった。1巻を読んでその後続かず。野球に関心が薄いせいか・・・?
ロードレース好きなせいか、これは続きを読みたくなっている。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
セカンドウィンドとは、ある程度激しい運動をした後に訪れる、
比較的楽に運動を継続できる時間帯のことを指すそうです。
ランナーズハイに近いかんじでしょうか。
主人公は、頑固で無口な祖父と二人暮らしの中学生、洋。
父親は死に、母は家を出てしまっている。
そんな洋の楽しみは、自転車。
ある日、峠を一気に駆け下りていると、実業団のジュニアチームに
出くわし、それをきっかけに本格的なロードレースの世界に足を
踏み入れていく、、、そんな物語です。
相変わらず川西さんの描く子供たちは、どこか大人っぽいところが
あるんだけど、『コーンクリームスープ』よりはましだったかな。
どうでもいいことに反発したり意地をはったり茶化したり
初恋さえもまだだったり、と10代の頃を思い出すような部分が
たくさんありました。おかげでけっこう共感もできたな。
シリーズものということもあって、ほのめかされてはいるけれど、
まだ明らかにされていない部分もたくさんあって、早く続きが
読みたくなります。次作はいつ発売されるんだろ???
待ち切れーーーん!!!
自転車、ロードレースという意味では、竹内真さんの『自転車少年記』や
近藤史恵さんの『サクリファイス』(←わたくしの今年一番のオススメ)
があるけど、このふたつとはまた違った意味で楽しめます。
自転車競技に疎い方は『サクリファイス』を読んでからの方がすんなり
この本の世界にも入れるかも。
いずれにせよ、いい本です。師走だからってバタバタばっかしてないで、
たまにはこんな本でも読んでみてはいかがでしょうか。
セカンドウィンドをうまく感じられるようになれるかも☆ -
レース結果が気になる。
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自転車が好きでふと手にとったが、自転車だけではなく主人公のさまざまな心情が細かく描かれていて感情移入でき、読んでいて気持ちのいい一冊であった。
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心の中にある熱いものがなくなりかけてる人に。
知人からお勧めで読んでみました。
ある部分が、自分の中学生時代に重なって、熱くなりました。
川西さんの作品は、『パイレーツによろしく』以来かもしれない。 -
2月に読んだのに、いまさらのレビューです。
子供のころに自転車に出会って、その後ロードレースに出るまでの物語です。
自転車が好き、というピュアな感情と、自転車に対するひたむきさがよく伝わってきます。
自転車乗りとしては、すごーく、感情移入できます。 -
楽しいだけでいいなら、趣味でいいんだよ。
だけど本気でやって行きたいなら、やらなくちゃいけないことがたくさんあるよね。
すごく遠回りだったけど、たどり着けて良かったね。
http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-580.html -
自転車を愛する少年のお話。頑固なじいさんと2人で暮らす中学生が自転車レースに出場し、仲間やライバルと出会い、成長していく青春もの。自転車物語にはあまり縁がないので、読み進んでいくうちに自転車ってこんなにすばらしい乗り物なのか!自分も風を感じたい!とか自転車に乗ろう!なんて思えてしまう…。青春ものだけど、わざとらしさがなくて、良かった。ぐんぐん、世界に引き込まれていくのであっという間に読み終わった。続きが楽しみです。