下北沢―さまよう僕たちの街 (ピュアフル文庫) (ピュアフル文庫 ふ 2-1)

著者 :
  • ジャイブ
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861765582

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  • 2010.3
    下北沢で「箱貸し」を営む勇。
    常連客の桃子さんに恋をして、要注意人物の詩人・土蔵真蔵に付きまとわれ、「シモキタっぽい」日々が過ぎてく。

    会話が多い。
    恋して一生懸命で少し的外れなとこも。
    そんなもんなのかなぁー、という感じ。

    街なのに、空が高い、というシモキタの空を見てみたい気がする。



    “下北沢らしい食い物屋というのは、人生のような店のことだと、僕は思ってる。すなわち志は高いが、常に金が少し足りなくて、うっすらと垢抜けない感じを残しつつ、しかし希望とユーモアを失ってない、そんな店だ。”

  • 下北沢で「箱貸し」の店を営む勇の日常をかいた一冊。下北沢という町とそこに生きる人たちのいろいろな関係を描いたラブストーリーともいえる。

  • 吉祥寺で買いました
    サイン本でした

著者プロフィール

1963年、東京都生まれ。2003年、『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』(小学館)でデビュー。2014年、『世界でいちばん美しい』(小学館)で織田作之助賞を受賞。主な作品に『おがたQ、という女』(小学館)、『下北沢』(リトルモア/ポプラ文庫)、『いつか棺桶はやってくる』(小学館)、『船に乗れ!』(ジャイブ/ポプラ文庫)、『我が異邦』(新潮社)、『燃えよ、あんず』(小学館)など多数。エッセイ集に『小説は君のためにある』(ちくまプリマ―新書)など。

「2021年 『睦家四姉妹図』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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