法体の女帝: 道鏡伝説異聞

著者 : 小石房子

• 作品社 (2005年3月1日発売)

感想・レビュー・書評

[なーさんの感想 · 2019年8月29日]

永井路子『氷輪』と時代は被るが、切り口が全然違う。鑑真は殆ど出てこないし、道鏡の登場も後半のみ。寧ろ阿倍皇女時代が丁寧に書き込まれていた印象。「道鏡伝説異聞」の副題は不要かも。
ただ、参考文献は20冊程で、半分は吉川弘文館の人物叢書シリーズ。ちょっとお手軽な感あり。古文書どころかお経まで調べる永井路子と比較したら気の毒かしら。

笹と篠のエピソードはフィクションかな。
巻末に「孝謙・称徳天皇略系図」あり。

[kitanoさんの感想 · 2018年12月22日]

古来日本は母の国
律令の国（唐）では女性蔑視
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