激走レンジ! 京大式馬場読み馬券術の原点 (競馬王新書)

著者 :
  • 白夜書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784861917431

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  • 競馬でうまく馬券を当てようという種類の本で、とくに馬場の軽い・重いを重点的に考えた予想法でした。馬キャラをつかむ、として、その馬の得意な馬場を見極めるのですが、馬の成長もあると書かれています。変化するんです。そして、その変化した瞬間のレースの馬券はとれませんといいます。どれだけの頻度で馬は成長したりするのかは書かれていません。しょっちゅう、馬の性質が変化していたら、馬券はいつもとれないではないですか。まあ、ちょっと屁理屈っぽいですけども。競馬っていうのは、本気でやり出すと論理的に考えなきゃいけないもので、だからこそ、昨今のデータ重視、論理重視のパソコンアプリを使って年1億だとか儲ける人もいるみたいなんですよね。それでこのあいだ最高裁ではずれ馬券は経費だと認められたので、必要以上の、破産必至の高い税金を払わなくて済むようになりました。本書で書かれているような論理的な分析を、もっと多角的に集めてアプリにしてしまって多くの人が使うようになったら、きっと、的中率があがりオッズが的中馬券に集中して下がり、配当の妙味は減るでしょう。今でも、何年か前に比べて、3連単という1着から3着まで順番に当てる馬券の配当はずいぶんその難しさに比べて下がりました。これは単にみんな馬券がうまくなっただけとは考えにくいのですが、どうでしょう。本書に欠けていたのはまだあって、枠順の有利不利だとか、距離とコースによる脚質(逃げとか追い込みとか)の有利不利だとかもですね。きっとこのあたりは著者はわきまえているんだけども、本書では言わなかったような感じがしています。

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