- Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
- / ISBN・EAN: 9784861993930
感想・レビュー・書評
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新しいものは、未来を見ることで知ることができます。過去を見ることで知るのではありません。70
例えば、ある土地からレアアースが発見されたとします。これはその土地を昔から重要視していたために発見されたわけではありません。レアアースという物質についての知識を新たに得た上で、その土地を調査したから発見されたのです。新しい視点だからこそ、これまでは何の変哲もなかった土地から新たな発見ができたのです。71
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孔子が言っていることは、設定するゴールが低すぎてもいけばいが、高すぎてもいけないわけです。テストで30点しか取れないのもよくないですが、100点もよくない、60点くらいがちょうどいいと言っているのです。109
人は他人からの評価や、自ら気付いたことなどによって、自分に対して何らかの評価を下しています。そして、自分で下した評価の範囲内でしか、パフォーマンスを発揮できなくなります。110
「過ぎれば、過ぎるほどいい」のです。111
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どんな田舎町でも本格的に音楽まで用いて徹底的に洗脳する。それが、「鶏を割くにいずくんぞ牛刀を用いん」なのです。136
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論語が日本史に及ぼした影響を考えるに洗脳の書というのは、あながち間違っていないと思う。
宗教的要素が薄いとされた儒教にカルトへの影響を見る画期的な本。 -
論語は奴隷を作る洗脳書っていう見方が新鮮で説得力ある。僕みたいに論語を読んだことない人でもその影響はたしかに受けてると感じた。
欧米のサービスと日本のサービスの差が差別意識から来てるっていうのも新しい視点。 -
論語の書き下し文と標準解釈に見られる乖離に感じていた違和感。
カルトの手法「ペーシング」「リーディング」と見れば腑には落ちる。
現代の論語はもっと穏やかなものになっているとは思うが支配手段として使用されてきたこと、今も義務教育にその残滓があることは違いないだろう。
論語を振りかざすオヤジに対して鬱陶しいと感じていたら本書でスッキリできるだろう。 -
論語にはどこかに不備があるような気がしていたが、その不備を明解に指摘している。