バッド・ムービー・アミーゴスの日本映画最終戦争!<邦画バブル死闘編>2007-2008年版 (映画秘宝COLLECTION 38)

  • 洋泉社
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862483805

感想・レビュー・書評

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  • 2014/10/15購入
    2015/2/11読了

  • ここに挙げられてた映画、数本くらいしか観てないけど、激辛ながら的確過ぎてもう笑うしかない…

  • 読み始めたら止まらない激辛批評だが、評者たちの映画への愛と絶望が感じられる。
    といっても、取り上げられた中で見たのって、「そのときは彼によろしく」(機内で。でも途中で寝てしまった)、「隠し砦の三悪人」(機内で)と「僕の彼女はサイボーグ」(機内で)だけだった・・・。見てなくても楽しめる映画評集てことだな。

  • [ 内容 ]
    安易なリメイクとテレビ局の介入で世界サイテー水準に堕ちた日本映画滅亡の危機にツワモノ3人衆が立ち上がった。
    2007‐08年のダメ日本映画58本メッタ刺し。
    年間公開数400本以上…なのに世界で通用する作品はゼロ。
    誰も日本映画を観なくなった理由がここにある。

    [ 目次 ]
    2007年(「んふっ」と鼻で笑う田村正和に絶句!邦画バブルを窮めた歴史的な珍品―『ラストラブ』;石原慎太郎の脚本はド素人以下!英霊たちも激怒するハンパな戦争映画―『俺は、君のためにこそ死ににいく』;「映画を壊す」前にちゃんと作れ!テポドン級に的はずれな“天才”の大失敗作―『大日本人』;オイラはもう撮りたくないっつーの!ネタも才能も枯渇した巨匠の悲鳴―『監督・ばんざい!』 ほか)
    2008年(スポーツマンシップはどこ行った!?犯罪スキー集団とメンヘル女のドタバタ劇―『銀色のシーズン』;オレオレ詐欺の借金男を善人扱いするな!どこにも感情移入できない激安メロドラマ―『陰日向に咲く』;ウチのママは超アンチエイジング!62歳の吉永小百合が30代を演じる謎―『母べえ』;木更津は暴力犯罪が支配する危険な町!?腐女子向けやおいファンタジー―『KIDS』 ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 「ファビュラス・・・」に代わって「映画秘宝」で始まった連載が一冊にまとまりました。本書に登場する五十数本の邦画で私が見たのは、「崖の上のポニョ」だけでした。あとは、見なくて正解だったのかもしれない。

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著者プロフィール

映画評論家、英米文学評論家。1963年生まれ。訳書にアラン・ムーア『フロム・ヘル』(みすず書房)、ジョン・ウォーターズ『ジョン・ウォーターズの地獄のアメリカ横断ヒッチハイク』(国書刊行会)、キャサリン・ダン『異形の愛』(河出書房新社)、『J・G・バラード短編全集』(共訳 東京創元社)、ニール・ゲイマン『サンドマン ドールズハウス』『ネバーウェア』(インターブックス)など多数。著書に『新世紀書評大全 書評1990-2010』(洋泉社)、『皆殺し映画通信』シリーズ(カンゼン)など。

「2023年 『サンドマン 序曲』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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