日本の電機産業に未来はあるのか (洋泉社BIZ)

著者 :
  • 洋泉社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862483874

感想・レビュー・書評

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  • 避けられない業界再編の見取り図公開

  • 地元の図書館で読む。正直、期待はずれでした。序論は、「低収益」、「低成長」、「低給料」になった電機業界の現状を指摘しています。何故、このような事態を招いたのでしょう。選択と集中が実現できなかった。これは違います。選択と集中は実行されました。にもかかわらずです。それが、この本を読んでもわかりません。総合電機は不振だが、部品は絶好調です。

  • ----------以下感想----------
    「本書は最古参のアナリストの20年間の集約でもある.」
    とあるように,過去から現在までの状況を紹介し,分析をおこなっているが,日本の電機産業への提言は行っていない.
    「アナリストのレポート」として読むには良いが,「電機業界の未来はどうなるのか?」という具体的なビジョンを期待してはいけない.

  • ・家電ではなく総合電機メイン.

  • PC市場、台数-5%, 価格-15%
    スマイルカーブ
    デジタル化とは二極化:値下げで投資資金獲得、ボーダレス化:異業種参入
    製品サイクル短縮化:3年くらいで買い替えてくれないとやってられない 日本人のもったいない精神、住宅と逆なのが面白い
    価格弾性値=需要変動率/価格変動率
    実用化までの4つの壁:科学、技術、経済、社会
    エルピーダ:ギリシャ語で希望
    日立とNEC、後に三菱電機
    シャープ:シャープペンシル早川氏、ブラウン管持ってなかった反動で液晶に力をいれる
    カシオ:樫尾4兄弟
    船井:海外市場とOEM製造
    ローム:RΩ
    キャノン:HPプリンタのOEM

    内容はよくまとまっていてよいが、誤植、変な日本語、浅い理解で(´・ω・`)

  • http://booklog.jp/users/hena7/archives/476126358X
    上記の本の約3年後に、違う作者によって書かれた本ではあるが、
    比較して読むことで環境変化を実感することが出来る。

    翻って現実をみてみると、
    それほどドラスティックな変化はおきていないけれど、
    確実に合従連衡・再編の流れは進んでいるのだろう。

    この業界に頑張ってもらわないと、僕はお給料もらえませんので。

著者プロフィール

東京理科大学教授
1984年東京大学工学部卒。86年東京大学大学院工学系研究科修了、野村総合研究所入社。欧州系証券会社、JPモルガン、みずほ証券ほかでアナリストを務める。日経新聞アナリストランキングで1位5回(電機部門)。2005年、日本株運用のヘッジファンドを設立し、再校運用責任者に。2017年より現職。

「2022年 『デジタル列島進化論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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