カシオペアVSトワイライトエクスプレス　～２大豪華寝台特急の愉しみ方 (COLOR新書ｙ)

著者 : 梅原淳 中嶋茂夫

• 洋泉社 (2011年3月5日発売)

作品紹介・あらすじ

東西の人気寝台特急の魅力を車上対談。車窓から眺める海岸線、食堂車での豪華ディナー、流れ行く星空-。一昼夜の"極上の旅"を提供するカシオペアとトワイライトエクスプレス。その人気の秘密は、どこにあるのか?鉄道ジャーナリストの梅原淳と寝台特急ヘビーユーザーの中嶋茂夫が、実際にカシオペアに乗車しながら、両列車を徹底比較。ガイドブックには載っていない、達人ならではの"乗り方、愉しみ方"を語りつくす。

感想・レビュー・書評

[宮本知明さんの感想 · 2015年3月14日]

移動しながら、まるで高級ホテルの部屋で仕事をしているかのように時間を過ごせる贅沢は、豪華寝台特急でしか味わえないもの。効率を追い求める時代だからこそ、ゆっくり考える時間が大切。寝台特急という言葉から、何となく夜を楽しむといったイメージがあるかもしれない。実は朝を楽しむ列車。朝陽がとても素晴らしい。神々しい日の光が差し、とても綺麗な光景を見ることが出来る。とりわけ道内に入ると山も海も見所満載。本州の車窓もいいが、本州とは一変する北海道の景色は格別。残念ながらトワイライトエクスプレスは車体の老朽化に伴い３月１３日をもって２５年の歴史に幕を閉じた。もはや乗車はできないが、また新たな寝台特急が２年後には出てくるようだ。楽しい旅の実感を大いに期待したい。

[sazanamiさんの感想 · 2018年12月30日]

鉄道

著者プロフィール

1965年、東京生まれ。鉄道ジャーナリスト。『鉄道ファン』編集部などを経て、2000年に独立。執筆活動を中心に、マスメディアでの解説や講演、鉄道に関して行政が実施する調査等にも識者として参画している。

「2021年 『ＪＲ貨物の魅力を探る本』 で使われていた紹介文から引用しています。」