- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862551825
感想・レビュー・書評
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素晴らしく美しい作品でした!
読み出したら止まりません
登場する猫たちも、性格も立場も全く違った者同士。
猫たちの思いにも胸がいっぱいになります。
繊細で美しい作品です。
読んで損は絶対ありません(*^^*)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新海誠の作品は今年公開の「言の葉の庭」で知りました。短い映画作品の小説化ですが、優しさと、温かさと、切ない思いが映像と同じように伝わってきます。自身も猫好きのなもので、登場猫物のキャラクターがリアルです。小説版言の葉の庭も雑誌で掲載されていますので、単行本化に期待します。
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言葉が通じ合うことがなくても、同じ時間を一緒に生きている。生きるための勇気をくれる。寂しさ、悲しさをやんわりと包んでくれる、優しい物語だなぁと感じました。
色んなものが目まぐるしく変化していき、その忙しなさに押しつぶされそうになる。そんな闇を抱える現代人にオススメの一冊です。
特に猫たちの縄張りを管理する仙人的存在、ジョン(犬)の言葉が心に沁みます。
『愛する力、他者を必要とする力と言っていいだろう。寂しさと引き替えに得たこの力が、種を強くするんだ』という言葉。とても好きです。
多様性があるからこそ、競争は避けられないし辛い思いをすることもあるけれど、1人の何かで完結しない世界だからこそ、一人一人の寂しさや喜びに意味があり、生きる事に価値があるものになるんだと、少し肩の荷が取れたような気持ちになりました。 -
彼女と、拾われた猫の短編集
彼女の目線、猫の目線で書かれている
どの話の彼女も、落ち込む事があるけれど、
それぞれの猫たちに癒され、励まされ
立ち直っていく。
とても優しい話
猫がそばにいてくれる生活っていいな〜
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猫。
猫いいなぁ。 -
拾われた猫と飼い主となった彼女の物語。
4つの短編から成り、それぞれ独立しているようで、猫を介して微妙に繋がっている。
彼女の目線と、猫の目線が交互に描かれながら、ストーリーが展開されるのが面白かった。
ドラマチックというよりは、身近にありそうな友達や家族、恋人との関係を描いていて読みやすいです。
これを読んだ後は、ウチの猫に対しても今こんなこと思っているのかな、とか考えるようになってしまいます。 -
人間に拾われた4匹の猫達と彼らを拾った4人の女性の、4作のお話が収められた連作短編集。
それぞれのお話は、飼い主の女性と拾われた猫の視点で交互に進んで行き、少しずつ繋がっていきます。
それぞれ問題を抱えた女性達が、猫に癒されて、新たな一歩を踏み出す様子が、穏やかに優しく描かれています。
猫の一人称で語られる描写は、何だか面映ゆいような気がしました。
猫からしたら、人間は本当にこういう風に見えていそうだな、と。
猫を飼った経験はないのですが、言葉は通じなくても心は通じるということは、きっとたくさんあるんでしょうね。
とても温かい気持ちになれて、自然に涙が零れるような、優しいお話でした。
新海誠さんの自主制作アニメーションを、作家の永川成基さんがノベライズした作品。
永川さんの書かれる一人称の文章は、口調が柔らかく読みやすくて、感情移入して読んでしまいます。
柔らかい文章表現の中、たまに抽象的というか超然的というか、「世界」の不思議な言い表し方をされているのが印象的でした。
この世界の広さに改めて気付かされたような気がしました。
凄く綺麗な表現だなぁと思います。好きです。
実は元のアニメを観たことがないので、是非観てみたいです。 -
純粋に読んで良かった。。と思える作品でした。
猫目線の話とその飼い主目線の話で物語は進んでいき、人と人、猫と猫の出会いや別れを描いた作品です。
純粋に小説っていいな。と思える作品でした。 -
切ない&わかる〜