子どもが自ら考えて行動する力を引き出す 魔法のサッカーコーチング ボトムアップ理論で自立心を養う
- カンゼン (2013年9月26日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862552075
感想・レビュー・書評
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こういう指導者が増えると、もっともっと全体のレベルが底上げできそうですね。
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目的が同じ集団なら効果的だが、ゴールを共有できていないところから始めないといけない場合は、これだけではなんともならない。ある場面では有効な手段、という感じ。何が一番効果的かを考え抜く、というのは何でも共通か。
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参考になったのは、子どもたちを指導するにあたってまず「明確なビジョン」を持っていること。畑氏はサッカーで勝つことだけを目的としているのではない。究極の目的は、サッカーを「通して」子どもたちを「自主自立した人間」に成長させること。この目的に向かって何ができるのか、指導者はどのような態度であるべきなのか、筆者が常に考えている姿勢が本の中から伝わってきた。
ただ、限られた時間の中で子どもたちを指導するためには完全な自主性というものが必ずしも正しいものなのかという点には疑問が残る。もちろん筆者自身も「まずはお手本を見せることもある」と書いている通り、初めの部分では指導者が子どもたちに教えるというプロセスも必要だろう。あまりにも考えることに主眼を置けば効率性という面でどうなのか、ましてやサッカー以外のいわゆる教科の学習でもその指導は完全に適用できるのか、そこには検討の余地が残るだろう。
ただ、子どもたちに考えさせる教育という基本的なスタンスには全面的に同意だ。人生は思い通りにいかない。だからこそ、然るべきときに自分の頭を使って考えることができる人間を育てるべきだと思う。そしてそれこそが今求められている「生きる力」だと思うのだ。 -
普通のサッカー少年を強豪校に匹敵する子に育てるためにはサッカー以外の生活態度を改め、生活の細部に気をつけらるように育てる必要性があるようです。蜜にコミュニケーションをとり、自分たちで『考える』ことができるように大人が導いてあげることが必要なことに気付かさして頂いた一冊です。