戦術の教科書 サッカーの進化を読み解く思想史

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862554093

感想・レビュー・書評

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  • アンチェロッティがすごいことが理解できる

  • 最近出た本なので、現実から離れすぎずに理解できる。もう少し図解しても良かったと思う。

  • まあまあ面白かった

  • ポゼッションかプレッシングか?
    それらがどのように進化してきたのか面白かった

  • 当代一流のプレーヤー・マネージャーたちを簡潔に解説してくれて、自分のように戦術的に見る目が乏しい人にはありがたい本。これを元にゲームをみて更に勉強できる。

    出版されたばかりで読んだので情報が、新鮮だったのがラッキーだったかな。

    クロップやペップのフォーメーションを攻守で変えるというのは流行りなんだな。同様のシステムをするミシャ・ペトロヴィッチを連想させられた。ミシャも、もう少し厳しく現実的な視点を持ってたら、、、と考えてしまった。

  • 久しぶりにサッカー戦術の読み応えのある面白い本だった。著者は英国人の戦術に明るいジャーナリストであり、日本人著者がコラムを寄稿するという形である。

    サッカー戦術の基礎的な知識はあるけれど、その関連性や歴史的な視点から読みたい人には良い本だと思うが、戦術を知らない人にとっては、本書の前にそれぞれの戦術の基本的な知識を理解してからの方が良いと思った。

    日本人で言えば、この手の本は西部謙司氏の書籍が多いが何冊も読んでいると著者の見方に偏るので、その意味では違った人の分析を読むと新しい視点が与えられてありがたい。

    1つのテーマで深堀りするが、戦術は歴史の中では寄せては返す波のようであり、新しい形で戦術が復活するなどは、他の分野でも当てはまると思う。

    下記に目次を記しておく。

    Episode.1 戦術トレンド概論 プレッシングか、ポゼッションか、それが問題だ。
    Episode.2 60年ぶりに戻ってきた3バック
    Episode.3 アンチカウンター理論としてのゲーゲンプレス
    Episode.4 ゼロトップはどこへ消えたのか
    Episode.5 ベンゲルと4―2―3―1の行方
    Episode.6 10番/トップ下論 エジルが象徴するクリエイティビティのジレンマ
    column.1 共産主義思想としてのプレッシング

    Episode.7 ゾーン・ディフェンスがカバーする領域
    Episode.8 アンチ・フットボールの誘惑と憂鬱
    Episode.9 レスターと4―4―2に未来はあるか
    Episode.10 ポチェッティーノが受け継ぐ、ビエルサイズムとは
    Episode.11 アンチェロッティ式、「ハイブリッドマネージメント」のススメ
    column.2 コレクティブカウンターの衝撃

    Episode.12 モウリーニョが抱えるスペシャルな懊悩
    Episode.13 ウイング論 左翼と右翼のウインガー Episode.14 理想主義者、ペップ・グアルディオラの挟持
    Episode.15 GK、100年の孤独 戦術
    Episode.16 ディープ・ライイング・プレーメイカーの誕生

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著者プロフィール

『フィナンシャル・タイムズ』のサッカー記者で、著作に『サッカー戦術の歴史2-3-5から4-6-0へ』(筑摩書房、2010年)などがある。本書は世界各国を取材して書き上げ、高い評価を得ている。

「2014年 『孤高の守護神 ゴールキーパー進化論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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