- Amazon.co.jp ・マンガ (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862636270
感想・レビュー・書評
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グループ総帥の孤高の王様×詐欺師の庭師。
金銭目的で金持ちに近付いて、ミイラ取りがミイラになった詐欺師の話…と書くとありがちな恋愛モノっぽいけど、ARUKU(遥々アルク)さんの手に掛かるとなんて深い物語になるのか。
人の幸せの定義は、その人にしか決められない。多くの人間は、自分の定義を知らないまま生きているのかもしれない。
衝撃のラストが2人の幸せの形なら良いなぁ…
ちなみに今作で、ARUKUさんの描くエロを初めて堪能。
絵柄は癖があるけど、濡れ場になるとそれが妙になまめかしく感じる。
庭師のビッチ加減が堪らなく可愛かった(*´Д`)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まず表紙の絵とタイトルで読むの躊躇してしまうと思うんです。お金持ちの星と庭師の鷺坂。身分違いの恋とかそんな陳腐な話ではなかった。じつは詐欺師で騙すつもりが恋に落ちてしまう、そんなの全然想定内。とにかくラストが衝撃的。涙が溢れて止まらなかった。
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表紙の絵やら、読み始めた時の絵を見て、期待値が低かったのですが…。
このたった1冊にドラマ性が凝縮されている感じ!心に響く言葉もチラホラ。良い作品だったー!楽しいと読むペースが遅くなってしまうのですが、この作品は2時間くらいかけてじっくり読みました♪
読み終わってから、ブクログで「評価の平均点」の高さやら、「このBLが~2010年の7位の作品」というのを認識しましたが、納得です!!!
最初はイラストに違和感があるかもしれませんが、ストーリー重視の方にはオススメ作品です。 -
ネットのおススメで知って購入。
自分じゃ絵柄避けで絶対買わなかったけど
本当にもったいないことをしてた。
ラスト話、たまらない終わり方で
胸を鷲掴みされました…
せつない…けどいい。 -
★3・6
何ともやるせない終わり方;;紆余曲折ありまくりで、最後ああいう形で再会っていうのが…!(泣)でもこんなことがなかったら、きっと蟇田が自分から会いに行くとかなかっただろうし、また一緒に居れるんだと思うと良かったのか…。けどやっぱりなんかもやもやしちゃう;; -
「明日屋商い繁盛」を読んでタダモノではないと、いたく感銘を受けてしまった作者さん。
究極の愛、真摯な愛を描かせたら、天下一品です。他の作品も読みたくなりました。
独特な絵柄なので敬遠されがちな気がします…現に読まず嫌いでした。まさか、こんなに深い世界観を描かれている方とは知らず…
何でもとりあえず読んでみるって姿勢は大切ですね。すごいめぐりあいがその中に潜んでいるかもです。
星グループの若き総帥である星義彦×彼の屋敷に入り込んできた謎の庭師の鷺坂貢。
主人公二人のネーミングがいいです。
生まれや育ちの違いがあっても、二人が抱えているのは大きな寂寥感。屋敷の庭がその心の象徴です。
冷たい風が吹きつける猿喰山の屋敷の庭に、鷺坂は約束していたちいさな薔薇の花を咲かせることができ、同様に義彦の心にもちいさな変化が起きていきます。
途中までは冷徹な王様が愛に目覚め、びっちな男も改心してハッピーエンドで涙、涙のメロドラマみたいなストーリーかと思っていたんですが、そんな甘っちょろい展開じゃありませんでした。衝撃を受けました。
ラスト号泣でした。究極の愛ですね。
「最後まで予測不能な純愛」と銘打ってあったけど、すごく頷けました。
悪人善人でくくってしまうことができない登場人物たち、本心がどうなのか、相手のことをどう思っているのか、中盤までは謎なんです。でも、伏線はしっかりあって、その伏線使いがまた巧みで、後からいろいろその辺りを思い返してはボロ泣きしてしまいました。
セリフのひとつひとつに意味があって、心に残ります。
心を揺さぶられるBLってホントに希少ですが、この方の作品はまさにそのひとつだと思います。大絶賛。 -
まるで土曜ワイド劇場のようなタイトルと、個性的な絵柄に二の足を踏んでいましたがじつにもったいなかった!表紙の甘い雰囲気とモチーフに、すべてが詰まっている気がします。他の方のレビューでありましたが、口絵がこの後の二人だと切に願いたい。それにしてもこの作品をBE×BOYで連載していたことに、編集さんの英断と懐の広さを感じます。
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絵が入りにくくてずっと積読のままでした。
もっと早く読めば良かった!
庭師、鷺坂がとてもチャーミングです。彼に魅かれていく屋敷の主、星グループの総帥、星義彦。こちらも腹をくくってからは大変男前な行動です。
最後のページで幸せなおとぎ話を読んだ気持ちになりました。口絵のカラーが幸せなその後の二人だと思うと嬉しい。 -
星グループの若き総帥、星義彦。猿喰山にある星家の屋敷に入り込んできた庭師・鷺坂貢。義彦は鷺坂の美貌と自由な心に次第に魅了されて行くが、鷺坂の意図は別にあって…? 愛を告げる義彦に応えた鷺坂の思惑、そして真実とは!? 最後まで予測不能な純愛物語、ここに開幕! 描き下ろしも同時収録!
出版社より -
オススメ
絵が好みでないが、ストーリーがあまりにも面白い。
ARUKU先生は心にぐっとくるお話を作るのが上手だと思います。 -
やっぱり童話的な構造が根底にあるのだろうと確信した一冊。
主人公二人が惹かれ合っていく様が丁寧に描かれていて、
そうだよねえ、こんな人達が出会えば、そりゃそうなるよねぇ…
という説得力がある。
それにしても構成がうまい。
最初の取り調べから過去に回想していく所など、
読者をうまいく誘導しているな!と感心しきりでした。
最後は、ハッピーなのかアンハッピーなのか、
驚きの展開だったけど、童話的にはそうなるよね、と思いました。
切ない。 -
イラストに味があるところは好きだけどデッサン狂ってるのはもう少し頑張ってなんとかして欲しい…。お話が絵をカバーするくらい素敵です。イラストの分を差し引いて★4かなあ。
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うー(; ̄ェ ̄)
結構いろんなとこのレビューでも賛否両論だけど、絶賛寄りだったのでゲットしましたが、
私は精神性の高いお話は苦手みたい。
幸せになって欲しかったなぁ。
とか思ったら、
作者さんにこれが二人の幸せの形です!
って言われそう。 -
全てを持っているようで、実は人に決められた人生に縛られているだけ、おカネはあっても愛は持たない、ってステレオタイプ的にお金持ちを表現するものは多々あれど、お金持ちを羨まないと言ったらそれは嘘になるだろう。愛が無くてもおカネがあればなんとかなるかも、と、持たない庶民は夢想しがちだ。おカネ有るんだから孤独くらい我慢しなさいよ、とも思う。そうやって、その通りに生きる人もいるだろう。
以前ツイッターのフォロワーさんと、この作品をハッピーエンドと思うか、思わないかでBLに何を求めているかが分かれる、と言う話をした事がある。切ないけども、あれがハッピーエンドと言わずなんと言ったらいいだろう、と私は思っている。どうしようもないやるせなさはBLだからこそ表現出来るものだと思っているので、少女漫画の亜流的に描かれる作品を私が避けるのは正にそこなんだ…。お勧めした人が「読んで良かった」と思ったくれた事がARUKU作品に触れる最たるものだとも思っている。読んでくれたありがとう。
もう、しつこいよお前は…ってくらい『猿喰山疑獄事件』読んでるんだけど、ARUKUさん作品はいつもよくやるようにCV誰それで、ってあんまり思わなくて、なかなか当てるの難しいな、って思ってたんだけど、詐欺師の鷺坂:たっつん、星義彦:みきしんで聴いてみたい…叶わぬ夢か。 -
色々絶賛評が出ていたので気になって読んでみました。物語はかなり良かったのですが、絵柄がちょっと…。表情があまり動かない絵柄なので、気持ちを沿わせにくく感情移入しきれなかったです。もうちょっとグッと入り込んで読みたい作品でした。
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友達が大絶賛していた漫画。
オチが素晴らしかった。セカハンではなかなか見つけられない名作。
買って損なし。 -
表情と動きが固くてマリオネットの人形劇のような印象を受けました…。話はBLにしては作りこんであります。邦画みたいな話。
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確かに絵や漫画としてのテクニックは未熟かもしれないが、補って余りある内容の濃さ。「孤独」をきちんと描ききっています。ラストの衝撃はちょっと、噛み砕くのに時間を要しました。
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絵柄で戸惑いがあったのですが、面白い~などの感想を見たので手をつけてみました。
最初、話のテンポが合わないかな~と思ったのですが、最後まで読んですごいじんわりと感動がありました。
思わずもう一回読み直してしまいました。
買って良かったです。
セリフの言い回しとかも改めて読み返すと素敵だな~と。すごい丁寧に作品を作っているんだな~というのが伝わってくる感じでした。
ラストのシーンは何回も読み返してしまいます。
アルク先生の他の作品も読んでみようと思いました!
あ~~今年も新年から素敵な作家さんに出会えて幸せです! -
絵柄と独特のテンポ(コマ割り?)に戸惑ったけど、話はよかったー。
安易なハッピーエンドじゃないので注意。 -
す…すごい…。さすが遙々アルク!勝手に昭和中期あたりに時代を設定して楽しんでいました。
「愛のあるセックスってのはどういうものか教えてやる」「嫌だ、そんなの知りたくない」のやりとりがもう!何度泣いたかわかりません。
やっぱ孤独ってテーマを追求している人の漫画って読んでて泣けてくる。
絵柄で敬遠している人もいるだろうけど本当にいろんな人に読んで欲しい。それと遙々さんの今まで描いたもの全部読みたいです(笑) -
うおおおおおおお久々に本気の漫画読んだ気がすっぞ!これはいいこれはいい切ない!!社長×詐欺師。
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本誌で連載時、毎号買っているわけではないので飛び飛びながらも、最終回だけは逃さず読んだ。
うわー相変わらず容赦ねえな……。とコミックス化を楽しみにしていたのが、ついに来た。
ぬるま湯を愛しつつも物足りない気もするBLボケしている頭にはとかく印象的に焼きついた。
前作に登場するキャラとのつながりをうかがわせる人物やその造形、散りばめられた伏線、エピソード等、ひとつ気づけばまた読み返してしまう。
余談かつ蛇足だが、絵柄といい筋立てといい、たしかにこの毛色はビーボーイ向きではないとは思うのだけど、それでも載せようとする編集さんがいることが嬉しい。 -
コミックスになるのを待っていました!!
期待していたとおり面白かった!! -
題名を見た時「BL…なのか…?」と(笑)。遥々さんの作品は読む度に「この二人はこの先どうなるんだろう」とモヤモヤしてしまうのですが、今回も色んな意味でモヤモヤしました。