- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862760944
感想・レビュー・書評
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公務員ってさあ・・・と言われるお仕事について、
地方自治体職員であり、県・国への出向も経験した著者が
明かす公務員の実像!
もちろんこれでもオブラートにつつまれているなあとは思うけれど、
公務員のつらいとことやりがいがあるところ、両方に触れているとこがいい。
国家公務員(官僚)、県庁職員、市町村職員の違いは言いえて妙で、
笑っちゃった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うーん。こんなに平和?
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地方公務員あるあるに共感することもあれば、「こんな風習が今でも残ってるってどんな田舎の役所なの?」と驚くことも多くて楽しく読めました。
何より共感できたのは、「公務員の仕事は空気のようだ」という例え。とても納得できました。住民には何をしているのか伝わりづらいけど、地域住民が生活していくにはなくてはならないもの=目には見えないが無くては生きていけない空気。目に見えないとはいえ、そのことに公務員自身がもどかしさや住民の不満を感じている以上、住民に対して公務員は自分たちのやっていることをわかりやすく伝えていく努力をしていかなければ解消されることはないんだという気付きにもなりました。当たり前のことのようでも、公務員は自分たちの仕事がなかなか伝わらないもどかしさや虚しさの前につい諦めてしまいがちだと思います。それを打ち破るための努力の一例や、筆者の苦労エピソードが本書で紹介されているので地方公務員にとってかなり参考になるものだと思います。 -
地方公務員として読んで共感できること、参考になることが多かった。
共感出来たこと
・失敗が許されないため過剰なマニュアルをつくる
目的意識が明確になっていないから臨機応変な対応ができず、過剰な予防策を引くのではないかと感じる
・事業の評価があいまい。仕様書を設計し契約を結ぶまでに力をかけるのに、その後は・・・
参考になったこと
・仕事を分かりやすく見せること
固いイメージのある役所の仕事を市民に分かりやすく伝える努力は必要であると思った。本書にもあったが公務員の仕事をうまく伝えることはできていない。説明責任以前の大前提で市民の方に役所の仕事をアピールするこが相互理解のためにも必要であると感じた。
・長期視点での展開が苦手
目先の窓口対応には過剰に反応。景気の悪化等のじわじわ型のリスク対応が下手と本書には書かれている。課長級が長期計画やプランを作成して長期視点での計画はたてる。どこまで市民が身近に感じられる内容か。また、課長等も異動のため長期視点で計画を管理評価できる人がいない。
現状の組織体制では、係員への発言力が強い、自己主張をもった人がいないと現場レベルでは危機感を抱きにくい。
・公務員という立場にとらわれない
現場感覚、住民視点当たり前のことだか意識したいと思った。関係機関と関わりで過剰に自分が公務員であることを意識してしまっていることも時にあるので気をつけたい。 -
将来自分が進む道として、まずは公務員がどんな仕事だろうという興味本位からこの本を読んでみた。
エッセイの部分では、今まで私の中で構築されていた「公務員像」を覆すような話が多く、とても参考になった。漫画の方もわかりやすく、読んでいてとても楽しかった。
ただ、この話は難しいな…よくわからない…といった部分も多くあったと思う。 -
読了日20140708 その他19冊
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公務員の実情がよくわかる。