源泉――知を創造するリーダーシップ

  • 英治出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862761453

作品紹介・あらすじ

わたしたちの使命とは何か-「U理論」誕生から始まる万物根源への道。ベストセラー『シンクロニシティ』第二幕。人生の意味を問い直す"対話と内省の旅"へ。

感想・レビュー・書評

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  • 前作、シンクロニシティが面白かったので
    その続きとなる、本書である源泉を読みました。


    神の啓示と、人のひらめきは何が違うのか?
    という疑問を追求するべく、世界中の学問の権威を訪ねたり
    自身の人生での出来事を内省したり、とにかく奔走する著者。
    それに関して、今作で結論が出ていませんが、
    著者の源泉に対する調査と追求の、記録のような本です。

    前作のシンクロニシティでは、自分の行動と世界の出来事が
    どうしてうまく結び付くのか? という疑問が切り口でした。
    今回の源泉では、世界やそこでの出来事における自分が、
    時として神の啓示を受けたかのように、すいすいと行動する、
    その理由を切り口にしています。

    神の啓示は、もしかすると、自分の中にそれを発生させる
    源泉があるのかもしれない。では、その源泉とは何か? 
    というのが主な内容の本です。

    著者の人生において、源泉が強く働いたことで
    問題が発生した現場において、自ら行動を起こし、
    驚くほどの成果を上げていけた、という経験があります。
    それは、ハリケーンの被害を受けた町での救助活動でのこと。
    問題に直面し、解決や目的を定義し、解決にむけての行動をし、
    なおかつ、それを著者個人だけでなく集団でやり遂げたことが
    強烈な印象として残り、源泉への追求の根拠でもあるそうです。


    しかし、源泉への追求方法に関しては、正直、
    スピリチュアル系な要素が強いと思いました。
    ビジネスライクな思考法や行動法でもなく、
    ライフハックのようにオシャレで理にかなったことでもなく、
    気功や瞑想といった単語や概念が紹介されます。
    逆に言えば、そういったスピリチュアルな観点から
    物事を考える人には、すらすらと読める本かも知れません。

    確かに、入浴時等のリラックスした状態に、
    頭がさえたり、アイデアが浮かんだりすることがあります。
    あるいは、仕事をするために仕事をし続けるよりも
    うまく休暇を挟んだほうが、かえって仕事に対して
    意欲的に取り組める、なんていうことがあると思います。


    この本は、ビジネス本の中でも、そういう本です。
    具体的な思考や行動をもたらす本ではなくて、
    そういう方法を編み出せるようになるかもしれない、本です。


    当然、源泉に対して、科学的なアプローチも行ってはいますが
    いまだ未知の領域のようで、本書にその結論はありません。
    源泉や宇宙にに関する原則等も、終盤で紹介されていますが
    私からすると、どうにも抽象的で、そういえばそうかもなぁ、と
    思うくらいの考え方でした。方法というより概念なわけです。

    チャンスの神様は前髪しかなく、それを掴むには
    つねに目を開き、努力している必要がある…というような
    内容が主です。これも悪い内容ではないのですが。

    具体的ではなく、概念的で形而上的な考え方や見方で、
    リーダーシップや能力や人生を考えてみたい、という人や
    そういう内容の本を読んでみたい、という人におすすめです。

    でも、読んで良かった本だと思ってます。
    ビジネス思想、ビジネス哲学のような感覚で読めるので
    ガチガチの本に疲れた時、また読んでみようかと思える本です。
    実際、読んでみると自分の仕事に対して、今までとは別の感覚で
    取り組めるようになりました。不思議です。
    自分の視野を広めないと、チャンスはつかめない、というのも
    あながち嘘ではないと思います。

  • ・一定の条件のもとで有用になるのではなく、無条件に価値があるという意識
    ・第四段階 新生のリーダー
    ・過剰な活動という罠
    ・われわれは言葉にできるより多くのことを知ることができる
    ・「自分は、すべての取り組みに対し、全責任を負います。そうした、全責任を負うという姿勢を持ってグループワークを始めます。」と心の中で黙って宣言
    ・汝自身を知れ 心の中に入り、内観せよ
    ・人類全員が一同に会する場づくり:拡張された精神
    ・危機的な状況にあるときに、人間に、誰かほかの人のために命を投げだそうとさせるものは一体何なのか?
    ・内蔵秩序とは「完全なる全体性であり、そこから別個に見える出来事が生じる。私たちはみな誰もがそうした全体の一部であり、その全体は絶えず暗黒系の世界から展開し、明在系の世界の中に現れ続けている。
    ・意味を変えることはあり方を変えること
    ・あきらめから可能性への変化:私たちはみな、自分の成長を妨げるものを手放すことを、一人ひとりの中に眠っている可能性を解き放つことを、選択できるのである。
    ・より深い知の場所を信じる

  • ”『シンクロニシティ』の著者ジョセフ・ジャウォースキー氏の近著。原題は "Source - The Inner Path of Knowledge Creation"。個人や組織が第四段階(目を見張る働きと業績、隠れた可能性を実現する社会の創造)に至るためのプロセスについて、ジャウォースキー氏の体験や対話をもとにした考察が書かれている。

    『U理論』や『知識創造企業』などの下地があったため、朝30分の読書会でトライしてみたもののサワリにも到達しないまま玉砕。おもいっきり消化不良感が残ったので、あらためて挑戦した。

    いまも全貌を理解したとは思えないが、いくつかのキーワードが頭に残った。
    (隠れた可能性、源泉とのダイアローグ、メタファーで達成可能な状況に変える、帯域幅を広げて多くの周波数を受信、内臓秩序、謙虚さと自信、足場づくり、実りある発見(ジェネラティブ・ディスカバリー) etc.)

    瞑想やヨガなどスピリチャルな要素も含んでいるが、それで切って捨てるには惜しいほど深く意味のある内容が書かれているように思う。『U理論』とあわせて再度読み、自分なりの意味を見出していきたい一冊。


    <読書メモ>
    ・『シンクロニシティ』の初版が刊行されてから、そこで述べたこと??出現する未来を感じて具体化し、その未来を実現するために私たちが持っている力??の中心にある原理を探し続けてきた。知とつながって、その瞬間に必要な行動をとれるようになる私たちの力の源泉は何なのか?どのようにすれば、個人としても集団としてもその力を発揮できるようになるのか?(p.5:はじめに)

    ・第四段階のリーダーは、宇宙には目に見えない知性があって、私たちを導き、創り出すべき未来に対して準備させてくれると信じている。彼らは、周囲の世界についての認知理解を、自分は宇宙に眠る隠れた可能性を必ず実現できると信じる気持ちに、すなわち、今ある世界を変える力をもたらす考え方に結びつけているのである。(p.8:はじめに)
     #サーバント・リーダーシップで、スコット・ベック氏が「第三段階」のリーダーと呼んだ、のを受けて。

    ★組織としてであれ個人としてであれ、自分自身の目的と意味を見つけると、宇宙における意味を豊かにすることになる。今までそこになかった重要なものを創り出すのである。私たちはその一部であり、それは私たちの一部だ。宇宙の進化において、私たちはパートナーになるのである。
     本書が役立つことを願っている??あなたがより高いレベルへと成長・進歩していく上でも、そして、あなたの組織や社会全体がリーダーシップを発揮する上でも。(p.9:はじめに)
     #自分自身の目的と意味! 自身の成長・進歩と、組織や社会全体のリーダーシップと。

    ★組織のリーダーの成長過程を示す4つの段階(p.77-)
     【第一段階】自分が中心になるリーダー …自分自身の野心を第一に行動。若者に顕著。誠実さ、メンバーへの配慮に欠ける。
     【第二段階】一定の水準に達しつつあるリーダー …メンバーを大切にする程度にまで成熟。安定性が大きな価値を持つ。公正さ、礼儀、メンバーに対する敬意を何より大切にする。組織目標を達成。メンバーをしっかり成長させる。
     【第三段階】サーバント・リーダー …あらゆる人を受け入れる。自分の権力や影響力を使って、メンバーの役に立ったりメンバーを成長させたりする。強い達成欲求をもつものの、誰かを犠牲にはしない。個人や組織を越えた、社会システムに対する理解と責任感を育んでいく。
     【第四段階】新生のリーダー …サーバント・リーダーの特徴と価値観をもち、レベルが1段上。目を見はるような働きをし、業績を上げる。暗黙知を活かして、望む組織や社会を思い描いて創り出す。周囲の世界についての認知理解を、宇宙に眠る隠れた可能性に対する強く深遠な知識に結びつける。
     #んー、感覚的には分かるけど、定義があいまいだなぁ(笑)。ここを越えて行かないと、不思議系、怪しい系、いっちゃってる系だと思われちゃうんだなぁ…。

    ・人間の知は、生理学的な脳の中では完全には処理されない。むしろ脳は、はるかに広範な個人の「精神」や「意識」の役に立つ有用性を神経学上、局所に制限されているものである。(p.163)

    ・源泉(ソース)と人間の精神(意識)との間では情報が絶え間なくやりとりされている。しかし厚いフィルターにかけられるため、精神は、存在する真の根源的な秩序の複雑さや広さを、ほんのわずか垣間見ることしかできない。(p.163)

    ・私たちは、源泉(ソース)と生き生きとしたダイアローグをし、共鳴する意思疎通のチャネルをつくることができる。(略)これは訓練と自己鍛錬によって達成されるものであり、精神と源泉はこれまで予想されていた以上にコミュニケーションを図れるようになる。(p.163)

    ★源泉との意思疎通を高めるために絶対に欠かせないもの6つ(p.163-)
     【1】全体を見渡す力 …他の視点からの見方、別な現実があり得ることに心をひらく。
     【2】メタファーの魔法 …目の前の課題について認識される状況を、メタファーを使って、達成可能な状況に変える★
     【3】共鳴の役割(愛) …奉仕と自己犠牲と愛に拠って立つ
     【4】不確かさの利用(身をゆだねる) …プロセスの結果にこだわらない。不確定性とともに「流れていく」ことを選ぶ。
     【5】概念的相補性についての論証 …Uの底で源泉(ソース)とつながるとき、新たな現実を「その現実が望むように」明らかにする
     【6】心のセルフマネジメント …自己変革のために、心を鍛えるためのツールを使う。瞑想、気功、ヨガ。帯域幅を広げ、多くの周波数を受信できるように。
     #項目名だけだと、ぜんぜん分からん(笑)。けど、2番目のメタファーによって、課題を達成可能な状況に変える、は重要そう。

    ★マイケル・ポランニーが提唱した「新しい知を発見するプロセス」を6段階にまとめたもの(p.196-199)
     【1】ふとした折に、それとなく示される
     【2】宇宙の意志によってヒューリスティックな情熱が引き起こされる
     【3】見をゆだねること、奉仕する気持ち
     【4】精力的に理解を深める人として「内在」する
     【5】一歩下がることと突然のひらめき?恩寵
     【6】試してみることと確認

    ・発見に関するポランニーの記述にはまれにみるパワーがある。(略)そしてプロセスのすべての段階が、解決策は存在するがまだ知られていないというこの「個人的な予知」によって決まるのである。(略)顕前秩序(すでに明らかになっているもの)と内臓秩序(潜んでいて、明らかになっていないもの)から成る世界である、と。そして、内臓秩序(すなわち源泉)こそが無限の可能性??今まさに探し求められている隠された可能性や解決策??を持っているのである。(p.200)

    ★「源泉に拠った暮らしや仕事」ができるようになるために肝に銘じておくべき3点(p.224-227)
     【1】あきらめから可能性への変化
     【2】内面を鍛える(インナー・ワーク) 観想的な修行/エネルギーに関する修行/自然の中で過ごすこと
     【3】即座に行動する勇気
      内なる知??すなわち源泉??の声に耳を傾けるには勇気が必要だ。けれども、ひとたびその声が聞こえるようになると、決心するのがきわめて楽になる。考えることも作戦を練ることもない。ただ「わかる」のである。それは、心の奥底から現れる、鋼の自信とでもいうべきものだ。

    ・組織全体を第四段階へ成長させるには、多くのアクションが必要だ。
     ●幹部チームが成長すること、および、十分な数(クリティカル・マス)のチェンジリーダーがコミットメントを示して乗数効果を倦むことに重点的に取り組む。
     ●組織の指針となる考えや基本的前提(「4つの原理」に示したものや、36章で概要を述べた3つの肝に銘じておくべきことに類するもの)に磨きをかけ、再確認する。
     ●組織の可能性を引き出すのに必要な、3つないし5つの重要な変化に重点的に取り組む。重要ないくつかの要素にまず集中すると、取り組みに一貫性を持たせることができる。
     ●すでにある前向きな態度や行動や習慣をいっそう良いものにし、さらに上をめざせる可能性に対して個人や組織が広がるようにする。成熟度が増してきた組織は成長初期にある個人や組織に比べ、自己修正したり失敗から学んだりする力が伸びてくる。
     ●個人が成長・向上する機会を、組織の至るところに設ける。(p.239-240)

    ★成功のために決して犯してはならないのは、あまり知られていないが、「組織の発展的成長の足場をつくる」という原則である。(略)企業での足場づくりは、社員の成長と作業行動を調和させ、業務の処理が学びの手段として使われる機会を日常的に提供することである。(略)
     足場は、一人ひとりが自分の学んだことを積極的にほかの人に教えると同時にほかの人からも新しい知識を学べるよう、組織がつくる基礎構造である。(略)
     最高責任者や幹部チームは会社を、教え合い学び合うコミュニティへと、日常の業務を通じて全員が成熟するシステムへと成長させていく。仕事が教育法、すなわち教え合うための体系的な技術になるのである。(p.240)
     #うむ。足場づくりのための、総会、ワークショップ、ワールドカフェ…。 

    ・新たなUプロセス??私たちは「実りある発見(ジェネラティブ・ディスカバリー)」と呼んでいる??の7つのコア・プラクティスは、「4つの原理」に示される世界観を持って実践されると、最高の効果を発揮する。(p.242-243)
     【1】準備する …心のセルフマネジメントという規律ある道を歩み始める
     【2】情熱を燃え上がらせる …どこまでも探求することを固く誓う。求められる解決策が隠された可能性として存在するという、きわめて個人的な予測に導いてもらう
     【3】観察し、集中する …新鮮な目で現実を見る。判断を脇へ置き、存在するデータに集中する
     【4】手放す …現在持っているメンタルモデルや、ものの見方や、世界観を手放す。いわば「孵化」の段階に入る
     【5】内在とひらめき …その取り組みにどっぷり浸かり、その仕事に没頭し、その経験に夢中になる。レトリートをし、学びと新たな知への入り口として自然の恵み豊かなプロセスを使う。やがて啓示??新たな現実に対する知覚??を得て、隠された解決策を見出す
     【6】結晶化(クリスタライジング)とプロトタイピング …結晶化とプロトタイピングの段階を進み、見出されるものを明らかにする
     【7】テストと確認 …新たな知を、有効な製品や決定や戦略に変える

    ★第四段階のリーダーへと成長・進化する人が持つ特別な性質をゲーリーが備えていることは、最初からはっきりしていた。謙虚さと自信の両方が、彼にはあった。そしてその究極の感心事は、組織の人たちがいっそう健康で聡明になって自主性を持てるよう、彼らに奉仕し、成長させることだった。ゲーリーは何でも受け入れる人だった。好奇心と知識欲にあふれる人でもあった。凝り固まった信念体系を疑問に思うところにまで進歩していた。(p.256)
     #ロサンゼルス・リファイナリー・コーポレーション(LARC:製油所)のゲーリー・ウィルソン氏のエピソード。

    ★ゲーリーはまず、システム??社員と外部の建築請負業者、合わせて800人ほど??の縮図を表す60人を選んだ。そして製油所の過去5年間のとてつもなくひどい業績を示すグラフを見せた。次に、これからの5年を表す、白紙のグラフを見せた。そしてこう言った。「何ができるか、一緒に考えよう。業界一位の業績を上げるという目標を掲げ、それを達成することは必ずできる。ともに前進する道をつくり出そう。必要なことを、自由にどんどんやってくれ」
     部屋にエネルギーが満ちるのがはっきりわかりました、とゲーリーは言った。(p.257)
     #いいなぁ。このミーティング!!

    ・すべては、自分は500人の社員とその家族を、勝者に対する敗者のような気持ちから解放し、人生を楽しめるようにし、将来に対して安心感を持てるようにするためにこの製油所の責任者に任命されたのだという目的意識としっかり結びついていました。(p.260)

    ★そうしたさまざまな存在との「つながり」によって、出現する未来が浮かび上がる。それを感じ取り、周囲との絶妙な調和の下にものごとを実現していくのが、ジャウォースキー流のリーダーシップなのである。(p.281:監訳者解説 by 金井壽宏さん)


    <きっかけ>
     『シンクロニシティ』『出現する未来』のジョセフ・ジャウォースキー氏の著書を、Facebook上で見かけたのでノータイムポチ。朝の読書会(30分)で読む本としてチョイス。
     「出現する未来」を感じ、具体化し、実現するために必要な行動をとる。そのための力の源泉(Source)とは何かを知りたくて。”

  • U理論といえば、オットー・シャーマーというイメージだけど、もともとは、ジャウォスキーが、シャーマーと一緒に始めたインタビューのプロジェクトから始まったもの。それもとくに複雑系の研究者ブライアン・アーサーのインタビューの影響が強い。という意味では、この3人がU理論の生みの親ですね。
    で、ジャウォスキーは、その後、Uの底にあるものを探究していた。その報告というか、ストーリーがこの本です。

    前作の「シンクロニシティ」や「出現する未来」での発言もそうだけど、かなり神秘主義に行っちゃてますね〜。でも、それは量子力学の世界観、というかボームの世界観の延長にあるもので、今回も、その辺、物理学者たちとの対話の部分が面白かった。

    あと、ボームの「ダイアログ」という本は、もともとボームのセミナーの一部を冊子にしたもので、ボーム自身は、ダイアログのまえに、個人がしっかりとしている(自己マスタリーができている)ことが前提で、あの本をそのまま実践するという意図はなかった、というところが、「やっぱり」的な納得感があった。

    個人的には、まだまだ腑に落ちない部分も多いものの、「そうだろうな〜」レベルには納得した。
    初めての人は、この本を読む前に、「シンクロニシティ」と「出現する未来」を読む事をお勧めする。

  • 前作『シンクロニシティ』よりも更に一層スピリチュアルな領域に踏み込んできています。

    “リーダーシップ”に関する図書なのかどうかも怪しくなっています。

    様々な経営者や科学者の名前を登場させて権威をもたせている……と訝しみながら読みたい気持ちをおさせて、「出現する未来を知る」ことができたりしている実績が確かにあるのだとしたら、それはなぜだろう? ということに迫るつもりで読み進めます。

    一体どういう状況が人をそうさせるのだろう? を著者が掘り下げていった結果がこういうことなのだと思います。

    “この方面”はなんだか怪しいですし、にわかに信じがたい点もはらんでいるのですが、その分 人が寄り付きにくいかもしれません。
    しかし、この心のあり方・源泉とのつながり――しかもそれは仏教やアニミズムをバックグラウンドにもつ日本人にとっては比較的親和性の高い――を体得できれば、小手先のテクニックではない、とても根源的で有意義な能力になるのではないかと思うのです。

  • 再読です。
    不思議な本です。再読しても、また分からないところが出てきます。源泉(ソース)、内臓秩序、難しいです。
    頭で考えても、分からないことなのかもしれません。

  • 2017年57冊目。(三読目)

    自社本のため割愛。
    ====================
    2015年61冊目。(再読:2015年7月5日)
    ====================
    2013年45冊目。(初読:2013年5月8日)

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