コーチングのすべて――その成り立ち・流派・理論から実践の指針まで
- 英治出版 (2012年10月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862761521
作品紹介・あらすじ
著書累計150万部、60カ国6000人のコーチを輩出した世界的権威の叡智を一冊に凝縮。NLP、ポジティブ心理学、行動コーチング…多様なアプローチを総合してコーチングの本質に迫る。
感想・レビュー・書評
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コーチングの全体像が書かれている本を探していたので☆5つ。テクニックについて書かれた本は数多あるが、コーチンングの全体像が体系的に書かれている本は他に見当たらなかったので、手元に置いて教科書的に使いたい。歴史、モデル、効果 の3章構成になっている。
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実践のための書というよりは、学際的な領域を含めた歴史と理論の書に近い。
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コーチングにも、いろいろな流派がある。
自分が学んだのは、コーアクティブ・コーチングという流派(その後、NLPも一応やった)なんだけど、他の流派ではどうなっているのか、何が違って、何が同じなのか、どういう関係にあるのか、というのはよく分からない。
「コーチングは、行動、結果などを促進するもので、感情は取り扱わない」みたい理解も人によってはあるみたいで、ほとんど、感情しか観ていない(感情の下にあるエネルギーを観ている、というのがより正確?)コーアクティブ・コーチング(とNLP)の世界からは、ありえない、というか、どういうことになっているのか、全く分からない。
という問題意識を持ちつつ、頭の整理がてらに読んでみた。
なるほど、いろいろな流派があるんだな、というのは分かった(が、これって、世界レベルでの流派なので、日本での流派理解にはあまり役に立たない)。そして、それらが、必ずしも矛盾するわけでなく、いろいろな角度から、いろいろな領域に焦点が当たっているんだな。そして、それらを統合していく、というのが大切というのが一応の結論。
面白いのは、一応の結論に達したあと、成人の成長に関する「発達コーチング」とか、異文化、異なるコンテクストに関わる「脱近代主義的コーチング」と話しが展開していくところ。
自分の学んだコーアクティブ・コーチングは、コーチングの誕生の最初のほうにあるんだな、といっても、古くなっているのではなくて、脱近代主義的コーチングも包含するものになっているんだな、と再認識した。さらに、「発達コーチング」は、最近学んだTLC(リーダーシップサークル)ともつながっている。
というわけで、自分のたどってきたコーチングの道が結果的にいい流れになっていたんだな、と自己満足した。
「コーチングって、なに?」と思った人が最初に読む本ではないが、ある程度、学んだ人には頭の整理によいと思う。あと、コーチングの歴史の人物編のところなど、コーチングの誕生物語は、あまり書かれているものはないと思うので、その辺を知りたい人はどうぞ。 -
コーチングについて、かなり学際的な書籍
いろんな種類のコーチング(キャリアコーチング、ライフコーチング、英語学習コーチング、パーティーコーチングなんていうものも、、、)があるのは知っていたが、そのようななんでもありな分類ではなく、れっきとした流派・理論に基づいてコーチングが分類されることは、本書にて初めて知った。
これらを知った上で自身のコーチングにいかに反映していくか、それが問題だ。 -
新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:336.4//O11
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コーチングとは何か、を追求した教科書。実践書とは程遠い。コーディングの成り立ちを勉強したい人には良いかも。
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2013年16冊目。
自社本のため割愛。