成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか

  • 英治出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862761668

感想・レビュー・書評

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  • 成功する子と失敗する子では何が違うのか?

    結論は親による影響の高さ、勤勉性、知能、誠実さなど内面の重要性を高く支持している。

    ではどのようにの子供を育てていくべきか

    例として
    母親は親身に子供に接することで子供の非認知能力を伸ばすことで後にも成功するための能力をつけさせることを大切にしなければならないと唱えている。

    要約すると
    子供の発達に最も重要なのは最初の数年のうちにどれだけ沢山の情報を脳に詰め込める ではなく「気質」つまり粘り強さや自制心、誠実さ、物事をやり抜く力、自信などを伸ばすために手を貸せるかどうかということである。

    個人的にまとめるとこうなるが、本としては構造が複雑でかなり読むのが難しい ここを把握出来ていればあとは読む必要はないと感じた。

  • 親は子供に対して、幼少期のアタッチメントと程よい逆境、失敗を経験させ、自分で乗り越えさせることが重要である。

    感想は、
    ひたすら背景エピソードが続き、改行も少なすぎて非常に読みづらい、結論も分かりずらかった、伝えたい内容は★5だが、実用書、本としては★2なので★3とする。

  • ◾️要約
    ・失敗してよく学んだ子が成功する
    ・早期教育は無駄。本当に大切なのは気質(誠実、粘り強さ)
    ・気質を育てるのは親の愛。悪影響なのはストレス。
    →幼少期のストレスは前頭葉(自己コントロールに関与)の発達を妨げる
    ・特に大切な気質は『自制心』と『やり抜く力』が大切
    ・努力や過程を誉める

    ※親が出来ることは、①少し難しい環境やいい友達ができる環境を用意②見守る。必要最低限の手助け


    ◾️感想
    『世界一の子育て』に記載してあった内容とほぼ同じでは?と思った。むしろそっちのが方が簡略化して書いてあり、読みやすかった。
    この本はまわりくどすぎて私には難しかった。
    なので、途中で断念して、YouTubeの要約をまとめました笑
    やり抜く力、、読み抜く力、、(・_・;笑

  • 子育てを始める前に読んでおくべき一冊。

  • 非認知的スキルは、社会でより良く生きていくために大事なものらしいです。粘り強さや自制心、やり抜く力、好奇心などの気質。で、それは環境によって育まれるが、具体的にどうしたらいいのかは書かれていないので、大事なんだなと思うだけで終わってしまいました。

    努力は才能だと思ってたけど、これが非認知スキルということなのかもしれないと思いました。いくら、知能がに高くても、大学は卒業しなきゃならないし、仕事は続けられてこそなので、確かになーと。

  • 夫の本棚からのセレクト。偶に当たりがある(笑)中盤までアマリ入り込めなかったがタイトルの示す文言に辿り着きたくて読み切った。269-270頁は全ての親に読んでもらいたい。当然の事だが忘れがちな事を再認識させてもらった。

  • ストレス回避
    オプティミズム

  • メンタリスト DaiGoさんの動画で育児に関してオススメの本として『私たちは子どもに何ができるのか』と一緒に紹介されていたので、早速購入してみたものの・・・
    実例ばかりで何が言いたいのか分からす、回りくどい印象。読み始めは。
    よって早々に売ってしまう決断をしたのだが、読み進むうちに「ハッ」とするポイントなどもあり、なかなか興味深かった。
    詳細はメモとともに後述するが、所感として以下にまとめる。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    【所感】
    自己啓発本が大人気だ。
    不安は多くの人が持っている。
    行動しなければいけないと思っている。
    だが実際には行動できない人がほとんどだ。
    そして自己啓発本は読むことで少し行動した気になれる効果がある。
    だから皆がよく読む。
    でも皆心のどこかで知っている。
    「気になる」だけではだめなのだ。
    「行動」しなくては。
    では、行動すると何がいいのだろう。
    それはもちろん「成功」だ。
    だがその成功の陰にはたくさんの「失敗」がある。
    そして、人は失敗を恐れて行動が遅れる、または行動しない。

    優れた自己啓発本や成功者は言う。
    「今すぐ行動せよ」
    これは「失敗せよ」と同義だ。
    失敗から学ぶのだ。
    そして失敗から学ぶには方法がある。
    それを学ぶのに最善なのもまた「失敗」なのだ。

    だから皆言う。
    「行動せよ」と。
    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    以下、メモ書き

    IQ が数値化できるのが認知的能力
    非認知能力とは、好奇心・自制心・社会性など数値化できないもの

    ストレスが脳に与える影響
    作業記憶(ワーキングメモリ)
    いくつかの物事を同時に記憶する能力

    肯定の反応を受けたか、否定の反応を受けたかによって行動を選ぶことで、子供の発達が進む

    泣いた時に親からすぐにしっかりとした反応を受けた乳児は、泣いて無視された子供よりも自立心が強く積極的になった
    幼少期の愛着関係が生涯にわたる影響を生む
    親は子供が外の世界に出ていくための"安全基地"となる

    やり抜く力や自制心は失敗を通してるしか得ることができない
    成功するためには失敗の仕方を学ぶということがある

    チェスプレイヤーの話
    「何かに夢中になることで子供たちは自由になれると思う。そういう彼らは今ずっと後になっても忘れないものすごく大事な経験をしている」
    困難でやりがいのある何かを達成しようとする自発的な努力によって、心や体が限界まで引き延ばされた時、高度な多幸感と支配力を得るだろう

    〈2-4-6〉
    この数字の法則は何か。実例を挙げて答えよ
    「二つずつ増える数字であること」
    これをもとに考える
    8-10-12
    法則に当てはまります
    だか答えは二つずつ増える数字ではない
    正解は「増える数字であること」
    自分の仮説が間違っていることを証明する数列を考えるしかないのだが、多くの人は自分が正しいことを証明するデータを探してしまう
    これを《確証バイアス》という
    間違っている証拠見つけることができるのは少数派である

    親はどうすべきか
    幼児時代、慢性的なストレスから可能な限り子供を守ること
    親と安定した愛情深い関係を築くこと
    これが成功の秘訣の大きな、とても大きな一部

    失敗を"何とかする"ことを学ばせることが必要
    自分の失敗を瞬きもせずに真っ直ぐ見つめる方法、
    自分がしくじった理由と真正面から向き合う方法を教える

  • 今まで教育は学力(IQ、認知知能)を伸ばすことに力を入れているけれど、学力よりも性格気質(非認知知能)の優れているものが、よりよい人生を過ごせるということが分かっているそうです。
    具体的にどうすればその気質が伸びるのかはまだ分かっていないようです。
    ただ、その気質に貧困の家庭環境がマイナスに働いていること、母親の愛着でその影響をゼロにすることは可能とのこと。
    子供にストレスを与えないよう守り、ストレスを受けた時に寄り添い親身になり慰めることが大切である。また、子供が乗り越えられる逆境を与えることも大切だそうです。
    学力ばかりに目がいきますが、子供が粘り強く続けてやれること、好奇心を育てることなど気質の面に着目していきたいと思いました。

  • 洋書らしい内容と構成というか
    ちょっと最初読みにくさを感じました

    でもエビデンスがたくさん
    メンタリストDaiGoさんオススメ本ということで納得


    結局はストレスから遠ざけ守り
    安定した愛情深い関係を築くこと
    やり抜く力や自制心は失敗を通して手に入れる
    子供の能力を信じ受け止めてあげる
    チャレンジさせてあげる

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