- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862761712
感想・レビュー・書評
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文化について議論が深い。アメリカの問題だと述べるけど、現代社会ではなかなか共通していると思う。
問いかけるはテクニックだけでなく、謙遜的な姿勢は偽りだけではすぐバレる。
本当にいいか悪いか判断せず、相手のことについて興味を持って聞くこと。結果的に人間関係の構築と課題解決に役に立つ。特に仕事やプロジェクトがグローバル化に進むところや、高度な協力が必要なチームワーク。つまり飲み会で個人的な話までうまくできたらいいってことか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読み終わって、いかに仕事で自分が課題ベースのコミュニケーションに偏っていたかに気づかされた。スピードばかりを重視すると、課題推進ばかりに目が行き、人間関係の構築や維持がなおざりになる。スピード重視の現代社会にこそ必要な考え方やスキルと考えた。
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2016年2冊目。
尊敬する先輩 Yさんの本棚にあったので、
迷わず購入・大好きな出版社 英治出版さんの本でも
あった。
【謙虚に問いかける技術】
問いかけるとは何か?をとことん深掘りしている一冊。
普段、後輩にどのような質問をしているのか?
自分の知識を引け散らかすような質問をしていないか?
改めて考える機会になった。
”自己表現”ばかりにこだわるのではなく、
あえて"問いかけることで、へりくだることで相手の考えを知る"
"技術"というよりも、
"相手を知るための心構え"の大切さを教えてくれた一冊。
○謙虚さは3種類存在する
1.基本的な謙虚さ(社会的な立場で生ずるもの)
2.任意に示す謙虚さ(優れた人を前に生ずるもの)
3.今ここで必要な謙虚さ
=>私があなたに対して抱いている思い
○質問するという行為
=>会話の相手に力を与えると同時に、
一時的に自分を弱い立場に置くことになる。
○問いかける行為
=>相手に対して興味や好奇心を抱くという立場から始まる -
「自分が話す」のではなく「謙虚に問いかける」ことを心掛ければ、会社も家庭もうまくいく。組織心理学の観点から、「問いかける」ことの重要性とその手法、更には実行面での課題と対処法を明らかにした一冊。
特に多様な価値観を持ったメンバーとの相互依存によって、複雑性の高い仕事を行う組織では、「まずは自分が話すことで主導権を握る」といった「勝ち負け」の文化を脱却し、地位や立場を超えた人間志向の信頼関係を高めることが不可欠であり、そのためには自分の価値観や先入観を内省し、様々なスタイルの「問いかけ」を通じた、新しいタイプのリーダーシップを身につける必要があると説く。
このような姿勢は得てして「あいつは弱い」とか「やさしすぎる」というような評判に繋がり、舐められたりバカにされたりするリスクを感じる向きもあるかもしれない。ただ、そんな自尊心を優先することが、組織の生産性の低下や、家庭不和の要因になっているのも事実だろう。安易におもねるのではなく、勇気をもって「一段下がる」ことが、これからの時代を生き抜く"真の強さ"なのかもしれない。 -
「謙虚に問いかける」
相手の警戒心を解くことができる手法であり、自分では答えが見い出せないことについて質問する技術であり、その人のことを理解したいという純粋な気持ちをもって関係を築いていくための流儀である。
まだ途中ですが、読み進めていく中で、「ふむふむ」と納得する箇所、初めて出会う考え方がたくさんありました。
続きは読んでからまた書きます! -
謙虚な問いかけをすることは、経験のある人ほど難しい。
後輩に、自分の経験値や固定観念を捨てて、謙虚な問いかけができるか。
上司や先輩に、遠慮することなく素直な質問ができるか。
個人の問題でもあり、組織文化の問題でもある。問いかけは本当に難しい。
でもちょっとしたことに気をつければ、いままでよりは良くなるはず。
易しく書いてありますが、本質的な本です。