人材情報をデータ化することにより、どのようなメリットが享受できるかをまとめた本。採用、昇進、育成、評価、グローバル展開等、主要な人事のトピックについて、内容は詳細に渡り記述があるが、データ化するための機械学習がブラックボックスになっている以上、具体的に今、どう役立てられるかのアクションにはつながらないし、妥当性も何とも言えない。属人的なバイアスがかかった評価と比較すると納得性が得られる可能性は高いと思うが、曖昧な日本語をどれだけ納得する形で自然言語処理してスコア化できるかがまったく分からないし、それに立脚したメリットを並べられてもどうなのかという思いもする。著者のビジネスの広告に過ぎないとの見方もあるけど、日本語で処理されるかは分からないが流れとしてはこうなることには同意できる。
コンサルタントとしてのエッセンスが入ったコラムは参考になる。