宿場町旅情 写真紀行

著者 :
  • 産業編集センター
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本棚登録 : 18
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863111608

作品紹介・あらすじ

後世に残したい日本の原風景をさまざまなテーマで切り取り、
わかりやすい解説とともにまとめた「ノスタルジック・ジャパン」シリーズ。

7弾は日本各地に点在する「宿場町」。
江戸時代の名残を色濃くとどめた古い町並みは、訪れる人の郷愁を誘う特別な魅力を持っている。
そんな宿場町の中から22ヶ所を厳選し、成り立ちや魅力、情緒あふれる景観を豊富な写真とともに紹介。
その他コラムやお店、伝統的な祭の情報も充実した写真紀行集。

感想・レビュー・書評

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  • 産業編集センター発行の写真紀行シリーズ
    です。取り上げるテーマがいい。

    最近は古道ブームでもあり、古い町並みや
    街道筋が紹介されることが多いですが、宿
    場町に焦点を絞った本や雑誌の特集はなか
    ったと思われます。

    今も残る江戸の風情を残す宿場町は未来へ
    残したい遺産です。

    しかし現在までその町並みが残された理由
    というのが、ほぼ例外なく鉄道や国道が離
    れた所を通ったから、らしいです。要は不
    便な場所だったからそのまま放置された、
    と言っても良いのでしょう。

    一時は放置されたものの、今またこうして
    観光客が集まる場所になったということは
    人生同様、町つくりも何が幸いするか分か
    らないです。

    ただ一つだけ言えるのは、そのまま交通の
    便はあまり良くないままで、大型車が止め
    らる駐車場は必要ないです。

    本当に来たい人は何としてでも来てくれる
    でしょうし、それが後世に町の景観を引き
    継ぐことにつながるのです。

    本当に本当にそう思わせられる一冊です。

  • たまたま図書館で見つけた本。有名な馬籠や妻籠だけでなく、全国にはまだまだ旧街道の街並みが残っているんですね。また街道歩きに出掛けて、この街並みの空気に触れたくなりました。越後下関、足助、五條新町に、是非とも行ってみたいです。

  • 規模の大小に拘らなければ、あちこちにあるのだなと再確認。

  • ・行ってよく見た所 熊川宿、関宿
    ・その他行ってみたい所は多々あるが、奈良井宿、妻籠宿、大妻籠宿、馬籠宿が優先か?

  • 独特の建築様式で中世・江戸時代にタイムスリップしたような感慨を与えてくれる宿場町。柳並木や水路、素朴で風情ある昔ながらの街並みが旅人を優しく迎え入れてくれる。しっとりと大自然に溶け込む街並みには、失われつつある古き良き日本の懐かしい原風景がある。他方、忘れてならないのは、昔の街並みを保存している地区の皆様方のご苦労。大なり小なり様々な不便を我慢しながらの日々の生活がある。こうして味わい深い宿場町の世界を堪能のできるのも、そこに住む人々の並々ならぬ努力と工夫があればこそ。感謝の思いをこめてページをめくった。

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著者プロフィール

1948年、香川県生まれ。写真家。京都写真美術館代表。公益社団法人日本写真家協会会員(JPS)、公益社団法人日本写真協会会員(PSJ)。 写真集に 『日本人の道具』、 『パリスケッチ』、 『樹々変化』、『古鎮残照』、 ノスタルジック・ジャパンシリーズ、 『美しい日本のふるさと』シリーズなどがある。

「2023年 『ふるさと再発見の旅 九州1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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