世界を変えた100日

  • 日経ナショナルジオグラフィック社
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  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863130500

感想・レビュー・書評

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  • 世界を変えた100の出来ごとを大判の写真と共に解説。

    写真が当時の雰囲気や興奮を雄弁に語る!!


    ・ライト兄弟の初飛行
    ・マチュピチュの発見
    ・ピカソも描いたゲルニカ空爆
    ・真珠湾攻撃の重要性
    ・広島原爆投下・・・エノラ・ゲイがリトルボーイを落とした日
    ・エベレスト初登頂
    ・キューバ革命軍勝利時のフィガロ・カストロ
    ・キング牧師の演説
    ・ケネディ暗殺
    ・ビートルズ、バンドを組む(サージェントパパー)
    ・人類初の月面着陸
    ・ウッドストック開催、平和の祭典3日間
    ・ライブ・エイドの開催
    ・ベルリンの壁崩壊
    ・チェルノブイリ原発事故
    ・ネット時代の到来
    ・そして・・・米国同時多発テロ。


    などなど、世界の空気を一瞬にして変えてしまった写真の迫力。

  • ―この年、この月、この日に"本当は"何が起こったのか。―
    1851年の世界初の万国博覧会から、2005年に起こる自然災害の脅威まで、写真が語る真実がここにある。
    帯にある、
    「世界は明日、変わるかもしれない。」
    の文字がなんとも印象深いです。
    自分がまだいない、昔の時代。自分が今、生きている、この時代。どちらもどの時代も、常に歴史は動いているんだなあ。

  • 写真技術の登場以来、カメラが目撃した100の出来事を、「ナショナル
     ジオグラフィック」誌と報道写真の殿堂「ゲッティ イメージズ」
    から選び抜いた写真を元に編集した写真集である。

    パリでの第1回万国博覧会からハリケーン・カトリーヌの爪痕までを
    取り上げており、戦争・内戦や処刑風景などの陰惨なシーンも多い。

    死体がもろに写っているので、グロテスクな写真が苦手な人には
    要注意な写真集だ。

    報道写真と言えばこういった気が滅入るような写真が多いのは
    確かだが、世界の歴史には明るい話題だって勿論ある。

    エッフェル塔の公開、英国ヴィクトリア女王の在位60年記念式典、
    ライト兄弟の初飛行、ウッドストックなどがそれだ。

    取り上げられた出来事や、写真についての解説もあるので、読み物
    としても楽しめる。

    ここで取り上げられている出来事は過去のなのだけれど、そのひとつ
    ひとつが現在に繋がっているのだなぁとも思う。

    写真はやっぱり面白い。あぁ…こうやってまた写真集が増えて行くんだ。

  • 1851~2005年における、選りすぐった100日の写真集です。
    ジャンルに関係なく過去から現代へ写真が連なります。
    百聞は一見に如かず、写真はそれを容易にし、かつ保存します。
    正確な歴史の記録は、人類が作る最大の作品であると思います。

  • 副題の示すとおり歴史の瞬間
    衝撃的である
    現在のニュースにはない高い報道性

  • 大好きなナショナルジオグラフィック社が刊行した、歴史的瞬間を撮影した100枚の写真と、その事件や出来事の背景やその後の変化などを解説したもの。1851年5月1日のパリ万博から、1863年の米国南北戦争、1922年ツタンカーメン王の発見、1937年のゲルニカ爆撃、1967年ビートルズ、1980年連帯の公認、そして2005年ハリケーンカトリーナまで。戦争や虐殺などもとりあげているが、どぎつい写真はなく、子供とも一緒に見ることが出来る。映っているのはもちろん大統領や大スターなどもあるが、むしろ一般人が多く、教科書には無い身近さ、丁寧さを感じる。世界中で起こったそれぞれの出来事が「今」につながっているんだなあということを感じる一冊。写真はいいなあ。

  • 日経ナショナルジオグラフィック社発行のビジュアル現代史…。1851年の第1回万国博覧会開催の写真から2005年のハリケーン・カトリーナまでの写真が掲載されている。

  • 19世紀中ごろから2005年までの世界史上の事件を、写真をもって解説しているも写真集。翻訳ものらしく、そこは我慢が必要ですし、歴史観についても若干違和感がある箇所はありますが、それはともかく、写真には魔力があるというのを実感します。

    つまり、人間は、自分の身の回りにある、直接体験できる・体験したような事実以外に関する問題点については、想像力を発揮し、或いは論理的に思考することで結論を出すしかありません。それは当たり前のことなのですが、想像を利用して結論を出している場面が多いということを意外と我々は意識していないようにも思えます。それはともかく、(憲法学的な視点は措いておくとして)たとえば自衛戦争を肯定しない人はあまり多くないでしょうし、今や集団的自衛権の話について肯定する人もいます。そして、論理的に、或いは想像力を持ってこのような問題点にとりくみ、答えを出すということは、それが具体的に体験されたことに基づきだされた結論ではないがため、本質的に非現実的なものとなります。
    しかし写真や映像は従来なら体験できなかった事実を一瞬にして視聴者に伝えるという意味で、疑似体験をもたらします。そうなると、答えを出すに際して、人間は従来より具体的な判断をすることができるようになります。その一方で、それらのインパクトの大きさは、劇薬と同じく、使い方によっては冷徹な判断・論理的な帰結を妨げる可能性を含むものです。また、刑訴の話ではないですが、撮影者の主観の介入や捏造の可能性がありながら、事実として受け入れられがちということもあります。

    まあ魔力というのはそういうイメージですが、いずれにせよ、我々が様々な問題を考える際には、自分が意識している以上に「想像」が関わっているということは意識しておかなければならないでしょう。

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