一生に一度だけの旅DISCOVER 世界の市場めぐり (一生に一度だけの旅 discover)
- 日経ナショナルジオグラフィック社 (2012年5月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863131682
感想・レビュー・書評
-
世界48カ国、240カ所もの「市場」を、鮮やかな写真とともに紹介。
アフリカ、ヨーロッパ、アジア、アフリカ・・・。
一か所あたり2~4ページで、鮮やかな写真と、文章と、市場で見つけたものに関するコラムなどが載っています。
その地域のいちばん「濃い」ところを見て世界をめぐることができる本です。
旅行ガイドの観光名所の写真よりも、絶景写真よりも、なんだかドキドキわくわくします。
その国に行ってみたくなる、というより先に、まず圧倒されます。
世界は、広い! -
市場の音、ざわつきもご馳走である。活気あるファーマーズマーケットや魚市場では食材の新鮮さが伝わってくるし、冬の凍てつく空気にあっても、市場のアチコチからかかる話し声に安心感と暖かみを感じたりもする。
ガイドブックに載っていないような小さな町の小ぶりな市場も魅力的である。ファーマーズマーケットそのもので、近隣の農家が持ち寄った品々には、お土産用途の物などはもちろん入っておらず、日用品の占める割合が高い。まさしくその国の様子やご当地の暮らしぶりが手に取るようにわかる。
食材なども高級品ではなく、日常的に食べられているものが、種類多く並べられているのも、地方の市場の魅力となる。ここでは旬のものや好まれているものが一目瞭然であるのが楽しい。
● 田舎町の市場と観光地化された市場
● 市場の魅力を記した本
● パリのマルシェで大活躍した魔法の言葉
● 各国のファーマーズマーケットの魅力
・一生に一度だけの旅DISCOVER 世界の市場めぐり(ナショナル ジオグラフィック)
ナショナル ジオグラフィック(ナショジオ)による旅のガイドブックシリーズ「一生に一度だけの旅」は旅好き、ご飯好きの人に大推薦のシリーズ。この中の「世界の市場めぐり」は欧州やアジアだけでなくアフリカや南米の市場まで紹介されている。異国の未知なる市場、ポルトガルの魚市場、タイの水上市場など眺めているだけで楽しい。そして、ナショジオのもう一冊、「世界の食を愉しむ BEST500」も湯気煙る上海蟹、エルサレムの屋台の揚げ物など美しい写真満載でお薦めである。これらはガイド本と言うよりも写真集を兼ねて楽しむことができる。
詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/farmers-market-markt-marche-souk/ -
ページをめくって思うのは、とにかくカラフルだ。ということ。世界の人の命を支える市場には、いろんなものがあふれている。見ているだけでわくわくさせられる一冊。
-
初読
市場大好き!
旅行にいった時の大きな楽しみであるその国の市場。
そんな私にぴったりのこの一冊。
世界各国の市場。
メジャーな市場ばっかり、ということは「とりあえずここは抑えておけ!」
でもあるわけで図書館で借りた本だけど手元においてパラパラしたくもあるかな~。
アフリカの市場の女性の洋服の色鮮やかで美しいこと!
特に60年代のセネガルの写真の素晴らしさ。-
「とりあえずここは抑えておけ!」
生活の匂いで一杯なんだろうなぁ、、、行ってみたい!「とりあえずここは抑えておけ!」
生活の匂いで一杯なんだろうなぁ、、、行ってみたい!2014/04/04
-
-
世界各国の市場、どこもカラフルでパワーを感じます。
アジア・アフリカ・南米などを中心に紹介されていて、市場に並べられた商品もさることながら、そこに集まる人々のコスチュームもカラフルでお国柄が出ていてステキです。
築地市場も紹介されています。 -
世界のすべての国を取り上げているワケではなかったので、そこは★1つ減点ww
もうちょいディープだけどそこに住んでいる人にはポピュラーな市場、なんかも載っているとさらに楽しめるなー。
写真が綺麗なのは、ナショジオならでは。 -
ナショナル・ジオグラフィック「一生に一度だけの旅」シリーズの1冊。
世界の市場をめぐる、色鮮やかな旅。
写真260点はいずれもカラーである。
ご当地感満載の取り取りの品が目に眩しい。市場のざわめきまでも写し混んだような写真からは、売り声や値段交渉の会話が聞こえてきそうだ。
写真が多いのでさらさらっと読めそうだが、見た目よりも読み応えがある。
アフリカ・ヨーロッパ・アジア・アメリカに大別し、それぞれ10カ国以上の市場を取り上げている。紹介されている市場の総数は240以上。
国の位置を示す地図、どんなものが買えるかを記したメモ、主な市場の名称、その国の市場に関する各論、ある商品をテーマにしたコラム、そしてもちろん美しい写真。
地理の副読本としても適した本だろう。
・ナイジェリアで売られているプランテンバナナ、これは料理用のだな(『バナナの世界史』)。
・先日呼んだレシピ本に出てきたひよこ豆を北アフリカで発見。
・アフリカでよく売られているオクラはカリブ諸島でも売られている。温かいところでよく育つということかな・・・?
・ポルトガルの市場で見られるバカリャウ(塩漬け鱈)はノルウェー原産だそうだが、同じものがブラジルでも売られている。植民地時代に定着したものか。
・イギリスの食事は往々にして評判がよくないが、近年、ずいぶん向上しているのだそうで、市場にもそれが垣間見られるようだ。
・インドはさすがにスパイスが多い。カレーに使われるスパイスはカーストや地域によっても異なり、100人いれば100通りのカレーができるのだという。
・ミャンマー女性がする独特の化粧、タナカ。白いペースト状のものを塗りつけるもので、原材料はゲッキツと呼ばれる樹木の木片だ。
・表紙の舟はタイの水上市場。船上に火気を持ち込んで、トムヤムクンを鍋で売る舟もある。
・日本を代表するのは築地。海藻や漬け物も紹介されていて、なるほど、外国から見ると、その辺が特徴的なのかも知れない。
・何でも食べる中国は、ゲテモノも含めてさすがの品揃えだが、ペルーもなかなか興味深い。カタツムリやワニなど、川やジャングルの珍獣が食べたければこちらへ。
・パナマ帽というのは元々はエクアドルの名産なのだそうだ。パナマ運河を造る際、エクアドルから多くの労働者が出稼ぎに行き、誤った名称となったらしい。
拾っていくときりがないが、さまざま興味深く、見るたびに新しい発見がありそうだ。細切れ時間にもどうぞ。 -
食べ物は黄色系が多いのか。多くは果物だったり肉だったり。人間のエネルギッシュな体温を感じる。
国別に、主な市場名が記され写真があるのだが、どの写真がどの市場なのか分かりずらい。
表紙はタイの運河。ダムヌンサドゥアック水上市場でいいのかな。
2012.6.4第1版第1刷 図書館 -
さすがナショジオなので写真がいい〜!
旅行したくなる。
写真だけでなくコラムもなかなか読み応えあり。 -
旅先でその土地の文化、人びとの暮らしに触れたい、と思ったら、迷わず市場へ!
本書は、伝統的な青空市場、水上マーケット、日曜雑貨のマーケットなど、世界48カ国・地域の市場を、美しい写真とともに紹介。各市場の特徴、ロケーションマップ、主な売買品目、その市場独特の特産品などを、生き生きと旅情豊かに解説します。ページをめくるだけで、すっかり旅行気分に浸れる1冊! ご好評をいただいている「一生に一度だけの旅」の新シリーズ第一弾です。(アマゾン紹介文)
「その地域のいちばん「濃い」ところを」
人々の喧騒が聞こえてきそうな雑多な感じが素敵ですね。
「...
「その地域のいちばん「濃い」ところを」
人々の喧騒が聞こえてきそうな雑多な感じが素敵ですね。
「コレは何かな?」って見慣れぬモノを見るのも楽しいですね!