ナショナルジオグラフィック プロの撮り方 構図を極める (ナショナル・ジオグラフィック)

制作 : ナショナル ジオグラフィック 
  • 日経ナショナルジオグラフィック社
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本棚登録 : 253
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863132207

感想・レビュー・書評

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  • 上級者向けだけど、初心者でもわかりやすい。ナショジオ最高。

  • これまで見た写真の本と比較し、圧倒的に読み応えがあり体系的だった。多くの本のようにアドホックな感じではなく、少しずつ考えを積み重ね、少しずつ複雑な構図に移っていく構成が良い。例えば、多くの本でかなり序盤で紹介される、基礎中の基礎であるところの三分割法が、この本では半分のところでやっと登場する。著者のフィボナッチ数列信仰はやや謎で、そこだけ笑ってしまう。

    簡潔な言語化が難しい部分も多いが、学びの一部をランダムに列挙する。

    * 人は、動いている被写体が写真の中にあると、それを主役とみなす。従って、その配置は重要。進行方向にスペースを開けるべき。
    * 画面いっぱいに捉える構図の場合、被写体の一部がフレームからはみ出すぐらい近寄る。背景に余計なものが映らない。被写体を身近に感じる。
    * 写真を料理に例えれば、背景は皿であり、背景を整然とさせることも重要。
    * 風景写真は前景、中景、後景の3レイヤーに分けて考える
    * 広角を使う場合、前景に線の要素を入れると、奥行きが表現される
    * 広角を使う場合、ローアングルで
    * 3分割法において、地平線は下1/3でも下2/3でも成立する。構図の主役を空にしたいか地上にするかで決める。下1/3の場合のほうが、写るものが小さくなり、遠くに見える。
    * フレーム構図では、広角で前景をシャープにするか、防炎でフレームをぼかす。フレームの存在感が出すぎないようにする。
    * あくまでフレームがなかったら寂しいと思えるなら、フレームを入れて撮ったほうが良い。主役になる被写体に注意を向けるためのものであり、主役ではない。
    * 「決定的瞬間」を捉える

  • 凄い!写真がいい!

著者プロフィール

シカゴ在住の写真家。プロとして30年以上のキャリアに加えて、20年にわたり写真を教えてきた。創造的でありながら楽しい彼の教室は、多くの写真家たちに支持されている。インストラクターとしても世界的に活躍。オンラインの写真教室「パーフェクト・ピクチャー・スクール・オブ・フォトグラフィー」も主宰。教室さながらに、あますところなくノウハウを記した本書は90万部を超えるベストセラーとなった。
■ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 露出を極める【旧版】
■ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 構図を極める

「2021年 『ナショナル ジオグラフィック プロの撮り方 露出を極める 改訂新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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