絶対に明かされない世界の未解決ファイル99
- 日経ナショナルジオグラフィック社 (2015年12月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863133327
作品紹介・あらすじ
古代から現代まで人類の未解決事件簿。迷宮入りの猟奇殺人事件、著名人失踪。歴史を変えたスキャンダル、二重スパイ。未解読の古文書、暗号、意味不明の古代遺跡。超自然現象とUFO、未確認生物。未解明の犯罪事件から超常現象まで、世界のミステリー事件を集大成!1話読み切りの大人の冒険小説。
感想・レビュー・書評
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ナショジオの絶対シリーズ、中にはえーってのもあるがそれぞれ1本のノンフィクションが書けるネタがそろっており、実際何冊かは読んでいるし映画の元ネタも多い。しかしネタが欧米寄りなこともあって知らないものも多い。
有名な所ではマヤの古文書、ファティマ第三の予言、マイケル・フェアティの炎上(人体発火)、切り裂きジャック、宇宙人解剖記録映像、サンジェルマン伯爵、メン・イン・ブラック、フライング・ダッチマン、クリスタルスカル、ギザの大スフィンクス、ストーンヘンジ、フィラデルフィア計画など。
ちょっと怖い話がfile43「漂着する足首」2007/8/20カナダの太平洋岸ジェデダイア島の海岸に片方の大きなスニーカーが打ち上げられた。中にはソックスと男性の足が覗いていた。3週間後に少し離れたガブリオラ島、2008年2月にはバルデス島に3つ目の足首が漂着し、その年の終わりまで米国の海岸も含め次々に4つの足首が見つかった。2014年5月までに見つかった足首はカナダのブリティッシュコロンビア州で10個を超え、アメリカのワシントン州沿岸で4個となった。たいていは腐敗しており唯一の共通点はスニーカーを履いてることだ。いくつかの足首は自殺者や事故の犠牲者など持ち主の身元が判明したが中には1987年にまでさかのぼるものもあった。実際には水死体では足がちぎれていることは珍しくないという。条件が揃えば永らく漂い続けるのかもしれない。しかし・・・
なんじゃそりゃと言うのがfile52のボーデン夫妻殺害事件。1892/8/4マサチューセッツ州フォールリバーと言う街でメイドのブリジッドはこの家の娘リジーが叫ぶ声を聞いた。リビングでは父アンドリューが2階ではその妻アビーが斧で滅多打ちにされ殺害されていた。いったんはリジーが逮捕されたが証拠不十分で陪審は無罪の評決を下した。犯人は誰か。・・・こんなんまで入れてたら未解決ファイルはなんぼでも増えるやん。
もひとつ笑えるのがfile61バネ足ジャック。19世紀のロンドンかぎ爪のある手で服を引き裂き、逃げるときには3mの塀の上に瞬時に飛び上がり悪魔のように笑いながら去っていく。黄金バットを思い出してしまった。ゾーンブローゾー
そして唯一日本が出てくるのがfile75真珠湾攻撃の真相。ルーズベルトは奇襲攻撃を知っていたという陰謀論は昔から喧伝されている。イアン・トールの太平洋の試練(続編が出た!)を読む限り、日本軍が港の燃料タンクを破壊していれば、ハワイの軍事基地としての機能は相当長く麻痺していたかもしれない。挑発し、日本の参戦を予測していたのは事実としても掛け金が高すぎてこれが陰謀だったとしたらもっとうまくやれそうなものだ。CIA秘録を読んでもアメリカの諜報機関の工作は結構行き当たりばったりでミッション・インポッシブルとはほど遠い。
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2015年の発行でネタ的に古くはないし、発行がナショナルジオグラフィック社さんだから、トンでもヲタク本でもない。
ただ、著者が外国の方だから人物に関しては外国のネタが多く、日本人としては、アメリカの女優の卵さんが惨殺されて犯人は不明とかのネタは「この人については別にどうでもいいや…」って感じのところもありました。
1つ1つが短めだし、写真も多いので、スキマ時間に気軽に楽しむには良かったけどね。
この本っで興味を持ったものを深く掘り下げてみるのもよさそうでした。 -
・ジョージアガイドストーン。1980/3/22の制作年月日も分かってるのに謎って、それこそ謎。でもその日は自分もよく覚えている。我が家の引越し日。因みにクレイジージャーニーで奇怪遺産の佐藤さんが訪れていた。
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同様のムックと似たコンセプトの本だが、こちらの方が文章量が多い。面白かったファイルは、『スターライト』『マーファ・ライト』『白公山の鉄パイプ』
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古今東西の様々な未解決な事件・事象を収録。
著名な未解決事件、国家の壮大なる陰謀・隠ぺい、
スパイ、失踪、高度な古代文明の痕跡、
UFOや未確認生物の謎、古文書・・・等、
1~4ページに、事件・事象の概要、未解決の理由を説明し、
画像を添えている。(文のみも有り)
解明?された調査結果も多少、ある。
リアル・ミステリの世界へ、ようこそ!
有名なものでは、切り裂きジャック、カティンの森など。
文学好きには、アンブローズ・ビアスやポー、シェイクスピア。
ルイス・キャロルの日記は何処へ?サンジェルマン伯爵の正体は?
カスパー・ハウザーやボイニッチ手稿まで載っている~(^^♪
様々な理由で明らかになっていない・・・中には一部の人が未解決と
信じているような事象もあるのですが、それでも99!
一挙に読めるのは楽しいです。
されど99・・・選ぶのは大変だったでしょう。
知る&知らぬにしても興味深い話がたっぷりです。
なんというか、未解決になってからの方が
スキャンダルっぽいのね。 -
まずトピックが英米に偏っているし、数を99に合わせようとしたせいか、些少な"ミステリー"も混じっている。現在、ほぼ否定されている「謎」も少なくない。(但し最新の調査結果には触れられていはいる) 世界の、と銘打つにはかなり物足りない内容だったが、自分なりに興味深い話題を多く見つけられたとしたら、読んで良かったという事かと思う。
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驚くような事件もあるにはあるのだが、全体的にゴシップや作り話としか思えないようなものも多く、あまり楽しめなかったな〜。ただ、読み手にそう思わせることで真実から目をそらせようとしているのだ、というフレーズが随所にあり、信じる信じないはあなた次第ってヤツか。
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すっごいおもしろい!おら、わくわくすっぞ!