- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863133631
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
ユーチューブチャンネルが面白いので買ってみた。
一般向けのユーチューブでは端折って話していることを、もうちょっとだけ詳しく掘り下げて書かれている。
なんというか、学者さんにも学者さんの苦労があるんだなぁという感じだった。
雰囲気はだいぶ違うけど、シュリーマンの自伝を読んだ時と似たような感覚があった。 -
カラー写真も満載のグラッフィクなエジプト入門書。
著者ご自身の経歴の紹介などもあり、より身近にエジプトを感じることができる、入門者向けに最適な一冊。 -
エジプトに一緒に旅行した友達が河江先生のYouTubeチャンネルを教えてくれ、そこから本へ。難しい内容もでてくるけど、ガイドから研究者になった経歴が伝わるさっぱりとして読みやすい文章。ピラミッドまた見に行きたい。
-
ふしぎ発見などのメディアでもお馴染みの、エジプト考古学者・河江先生のピラミッドのわかりやすい解説本。
第1部はピラミッドの基本。
ピラミッドは何か?、いつ建てられたのか?、どこに建てられたのか?、なぜ建てられたのか?、誰が作ったのか?、どのように造られたのか?という5W1Hごとにわかりやすく説明。
第2部はピラミッドを建てるに当たって、労働者が住んでいた街の発掘についてや、出土品の解説、著者が発掘に携わるようになるまでのことが書かれている。
新しい調査方法や、ふしぎ発見との調査のことなど、写真や図をたくさん載せてわかりやすく書かれている。
ピラミッドについて知りたい人は、これを読むととてもわかりやすいかも。 -
ピラミッドは神秘であり、謎であり、ロマンである。一般の人間にとっては、そんなふうに、あくまで印象的にしか捉えられていないと思うが、現代のピラミッドに対する研究の姿、様子を、わかりやすく、かつ情熱をこめて説明している。エジプト学と考古学が違うものだということも知らなかった。ピラミッドの研究が、今は、考古学だけではなく、物理学や数学、建築学といった様々な学問領域の角度から複合的に、研究者がチーム体制を組んでなされている、ということもよくわかった。また、一番驚いたのは、実はピラミッドの石組みの構造が、よくわかっていないどころか、そもそも詳細に計測されたことがなかったという点。TV番組とのタイアップで詳細なデータを取る機会を得られたというところまでで、その研究結果がまとめられたかどうかはこれからというような終わり方をしているが、どんな結果がわかるのだろうか、とても興味がわく。筆者の、情熱によって、努力によって研究者になった経歴も魅力的で面白かった。
-
カラーを含めた写真と図が多く、まさに入門書。私のような初心者には、とっかかりとしてちょうど良いと思った。
なお、タイトルにも著者の名前が入っているので、この業界では有名な人なんだろうと思って読み進めていたら、テレビ番組の「世界ふしぎ発見」のピラミッドの回に出演してた人で、偶然にもその回を観ていたのだった。
あと、ピラミッドの話だけでなく、著者がなぜピラミッドに魅了されたのか、今までどういう人生を歩んできたのかまで紹介されていて、著者の人となりがわかるところも面白かった。
続編発刊を強く希望する次第。