- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863240346
作品紹介・あらすじ
これが私の教科書。
唯一絶対、究極の祇園ガイド、満を持しての登場です !!
──千住博 京都造形芸術大学学長・日本画家
花街、京都・祇園の究極エッセイ。
「一見さんお断り」のシステム、お座敷を支える裏方、芸舞妓さんたちの習い事、お稽古事の厳しさ、祇園に伝わる行事の優雅さなど、あまり知る機会の少ない「京都の流儀」をご紹介 !
知れば知るほど、京都・祇園の粋の深さを感じさせてくれる一冊です。
感想・レビュー・書評
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タイミング的にぴったりな本でした。
舞妓の言葉、京都花街の経営学と2冊、社会学的、経営学的に
花街を理解した後に、
今度は贔屓衆・旦那衆サイドからの粋な語り口で
花街をやわらかく理解を深めることが出来ました。
日本というのは四季があり、それを愉しむような様々な
行事が巡らされているんだなぁと、そういった風習が
一部を除き廃れてしまったことを残念に思います。
舞妓さんのかごの中身の、名入れされた無駄のない持ち物の
洗練された美しさよ。
芸舞妓さんが、一時の減少が収まり、増加傾向にある中、
その周囲にいる職人の灯が消えつつあることに、
危機感を覚えます。
そういった文化を支えていくためにも、経済的に豊かな
若い人が、拝金主義にならず、ご自身も教養を深め、
芸舞妓さんを育てていくような関係になって頂きたいなと思います。
なんと、すごいタイミング。
来週新しい本が出るんですね。
まあ、私がこの本を手にとったきっかけが、8月に乗ったANA便で
翼の王国に掲載されていた連載を読んだから、なので、
続編が出る良いタイミングだったのですね。
ちょうど発売後、また飛行機に乗りますので、
空港の本屋で出会えたら嬉しいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
京都で2回経験させて頂いた。舞妓さんの幅広い人生観はきっとお客さん方との会話を通して得られた経験だろうけど、話しをするだけでも大変勉強になる。
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祇園の教科書。写真もきれいでパラパラ見るだけでも楽しめる。祇園の伝統を支えているのは、お茶屋さん、置屋さん、舞妓さん、芸妓さん、地方さんなどなど、そして粋な旦那衆。お金があれば遊べる世界とは違う独特な世界。
お茶屋さん、一度体験してみたいなあ。 -
花街の礼節と美徳に古くからある日本の流儀を見る。舞妓さんの優美と花街のしっとりとした落ち着きが心を癒す。日本人の原点が京都にある。確信が思わず膝を打つ。
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知らない世界が覗けたようで楽しかった。
京都行きたいなー -
京都に行くからって、遊びに行くわけじゃないですよ決して。…でも少しくらい常識がなきゃ! これ読んで日本が好きになった。さぁ、いざゆかん華の都京都‼
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一年って、こんなにも丁寧にすごせるのか。
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『一見さんお断り』で敷居が高い印象のある京都の花街。
独自のしきたりやルールがあるが、そこをしっかり知っておき、『大人の遊び』を楽しむのが粋というものなのでしょう。
街を優雅に歩く舞妓さんをはじめ、芸妓さん、女将さんやお得意様が利用する『お茶屋』といった、今まで全く知らなかった京都の文化を知ることができたことは良かった。
京都に行く際は、寺院だけでなくこれら花街の文化についても目を向けて楽しんでみたいと思う。