- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863240735
作品紹介・あらすじ
そこにある「命」と向き合い、
悩み苦しみながらも成長を続ける
解体・狩猟女子の奮闘記
都会に住む、平凡な20代女子の著者は「自分の暮らしを自分で作る」べく、解体そして狩猟に挑戦し、現在では解体ワークショップを通して、大人から子どもまで命と向き合う場を提供しています。本書では、平凡な女の子が新米猟師になるまでの過程や自給自足の狩猟ライフ、シェアハウスでの暮らしなどを綴りながら、動物別の解体方法や狩猟・解体をはじめたい人のためのガイドなど、イラストや写真を交えてわかりやすく紹介しています。いのちが食べものになり、私たちの食卓に並ぶとはどういうことか、その問いに対する著者の真摯なメッセージが込められた一冊です。
「解体や狩猟をはじめたい人の入門ガイド」も収録。
感想・レビュー・書評
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震災をきっかけに、ここまで行動をおこせるなんてすごいと思った。
お肉になるまでの過程を知らずに、日々好きなだけ美味しいお肉を頂いている私ですが、「じゃあ自分でも猟や解体をやってみよう」とは私はなれません。
情けない話です。
動物にも、猟師さんにも頭が下がります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今自分がやりたいと思ってることをすでにやっている人がいてびっくりした。
東日本の大震災で考えが大きく変わった人ってかなりの数いるんだろうなぁ -
横浜に住んでいたOL=著者が、東日本大震災を機に、生きること生き抜くこと、食について考え、鶏の解体から始まり、農業そして狩猟生活へと移行していく。その過程で考えたこと、体験したこと等が、綴られている。
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以前屠殺場を見学したことや鶏を絞める瞬間を見たことがあったので、興味が湧きました。
食べること、生きることに真っ正面から向き合っていて、普段の生活がいかに多くの命に支えられているか気づかされます。千春さんのワークショップを受けてみたいなと思いました。 -
動物たちを食べるために自ら殺して解体する生活の様々な体験記
血抜きの方法など具体的で描写は生々しい
人間が生き物を食べて生きる意味を考えさせられる -
動物は,必ず他の生物を栄養分としてしか生きていくことが出来ない.ごくごく当たり前の事だけれども,その実感というのは平常の生活の中で意識することは本当になくなっている.
そんな中で,畠山千春さんのブログに出会い,この本を購入するに至った.
自分自身も,神戸の地震の後から,自分の食料くらいは自分でまかなう,もしくは少しでもそういう力が無いとまずいよなと感じて,家庭菜園くらいはしていた.この著者のように東日本大震災をきっかけに狩猟の免許を取って本格的に猟師になるというのも,全く理解できないではない.ひ弱な自分ではあるけれど,それくらいの覚悟を持たないといけないと本当に思っている.ただ,その実行力はすごいとしか言いようがない.
ブログで炎上騒ぎがあったりするが,自然の中の命にどう向き合うかという芯がぶれず,ただ自分が手をかける命に対して真摯に向き合う際に揺れ動く心もふくめて,正直にオープンに記されていて,深く心にしみこんでいった.
動物を食べるとことについて,いのちの原点からしっかりとした視点で,今の世の中全般についても述べられている.一つ一つの食事をする際の意識が変わる一冊だった. -
猟師になった女性の体験記。
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ツリーハウスのナサ経由で知ったちはるちゃんの本。
彼女の着目するところが、結構自分にはツボなので読んでみたけど、blogの方が多彩で面白いかも。 -
生きるってなんだろう、食べるってなんだろう、そんなことを考えさせられる一冊です。加工され、切り身としてスーパーで売られている為に「肉=生き物だった」を直接的に実感することがないけど、我々が生きていくために、生き物の命をいただているんだよなー。
生きている鶏を絞めてさばいて、その場で調理師、頂く。そんなワークショップがあるそうな。一度参加してみようかな。