ラブリー・ボーン (ヴィレッジブックス F シ 7-1)
- ヴィレッジブックス (2009年12月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (540ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863321977
感想・レビュー・書評
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タッチはやわらかいのですが、モチーフが少女の暴行殺人事件と遺族の崩壊であるだけに、かなり消耗しました。これで最後まで何かしら救いと呼べるものがなかったらどうしよう、どうしようと思いながら、分厚い文庫本を最後まで読みきった感じです。最後は、私のなかでは「救い」でした。よかった。
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映画のあの色彩に惹かれ・・・
読みたいとは違うかな・・・ -
殺されてしまった少女視線の、残された人たちのお話。・・・が、なかなか読み進めなかった。少女が、健気で純粋過ぎる。ひねた大人にはちと辛い。
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映画化されたお話。あらすじとしては、ある冬の日、少女は殺された。けれど、少女は天国から愛する家族を見守りつづける。
「みんなのこと大好きだから、ずっとそばにいるから、だから…」
いつもと変わらぬ学校からの帰り道、家に帰れば大好きな家族が待っているはずだった。
けれど近道をするために通ったトウモロコシ畑で悲劇は起こった。
近所に住む男に、14歳の少女スージーはレイプされ、殺されてしまったのだ。愛する娘の死に、家族は静かに崩壊していく。 父親は犯人を追うことだけに人生を費やし、娘を守ることができなかった罪の意識から母親は家を出ていってしまう。 妹と幼い弟は、姉の“影”を感じ、自分の存在に不安を募らせる。
そのすべてをスージーは天国から見守り、けっして聞こえることのない声を愛する家族にかけつづけていた。感動ものです。 -
泣きっぱなしでよんだ。
愛と優しさにも満ちている作品なのに、殺された主人公の理不尽な運命や無念、彼女の温かさがあまりにも悲しい。
この本を読めてよかったと思う。 -
2009-12-175
映画を観たので。 -
1月13日
ふはー…。
試写会で見てきたけど…うん。
まず一言。
これは監督釣りだ……!!
死体みつからないのかよ。
犯人捕まらないのかよ。
男子どももっとイケメンつかえよ。
以上。←
好きな人は好きな話だと思います。 -
気になってたから買ってみて、今スージーが死んで数日後くらい。
基本的にスージー視点で話が進むから、文体がものすごく読みやすい。……からこそ、なんかこう。何とも言えない気分になる。
天国で幸せならいいけど、できたら犯人には相応の報いが欲しかったなあと思うんです。あれはあれで、報いなのかもしれないけど。