不登校は1日3分の働きかけで99%解決する

著者 :
  • リーブル出版(高知)
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感想 : 36
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  • Amazon.co.jp ・本 (150ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863380448

感想・レビュー・書評

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  • 褒められて育てられてない自分が子育てするのにとっても大切なことだと思いました。
    声かけ、続けようと思います!!

  • 1日3分の働きかけ=子供の心のコップに自信の水を入れること
    3つ褒めるところを見つけて褒める。一気に3つ言ってしまったり
    心がこもってなかったりするとダメそして必ず褒める人が
    嬉しいことを伝わるように、そうすると子供の心に栄養が
    溜まっていく

    褒める内容は足音ですらOK。例えば「元気な足音を聞くと
    お母さんも楽しい」など
    簡単?ですが毎日続けるのはなかなか大変そうですね
    親も人間なので愚痴ってしまうのです…(^ ^;)

  •  元小学校の先生で、香川にある不登校児の支援施設の所長をやり、県内の小中高でスクールカウンセラーをする著者が、「親が1日3分、1日3つの子どものリソースを見つけてコンプリメントする」ことで、再登校に導くという方法を紹介したもの。具体的な方法、事例の紹介がある。
     お母さん向けの本なので、分かりやすく書かれている分、表現の仕方や著者の態度に共感できる人には読みやすいが、おれはなんか胡散臭いな、と思ってしまい、ややバイアスをかけて読んでしまうことになった。「重要なのは、心にも栄養が必要なことです。私はこの栄養を『自信の水』と呼んでいます。子どもたちの心の中にはコップがあり、このコップの中に自信の水が入っていると考えてください。」(p.22)というあたりも、内容はいいと思うけど喩えがしっくりこなかった。ただ、実際の問題に直面している人には、藁をもすがる思いでこの本を手に取り、そんな悠長なことも言ってられず、とにかく何らかの手立てをするために1歩踏み出したい、という気持ちで読むのだから、こういう感想は野暮かもしれない。
     支援者の立場としては、まず親を安心させる、原因探しをしない、ただ好転するだけでなく一進一退を繰り返す、など基本的なことが確認できる。おれも仕事で色んな生徒と接していて「ほとんどの子どもが電子中毒にはまる」(pp.94-100)の部分は、本当に頭を悩まされる。「電子機器を切るときは、親によるコンプリメントがきちんとかけられるようになり、心のコップに水を入れる環境が整っていることが重要なのです。切るだけでなんとかなることは、絶対にありません。」(p.99)の部分はヒントになった。親のコンプリメントが無理なら、子どもが自分で「〇〇できた」というコメントをノートに記録していくのはどうだろうことを考えた。(17/05/19)

  • 実施するには困難と覚悟がいることを両親特に母親に「99%よくなる」と告げる姿勢に私はついていけなかった。

  • まさに今の自分の心に沁みわたる1冊だった。
    コンプリメント、これからの人生の使命だと思って、あらゆる分野で続けて行きたいと思う。

  • 371.42

  • 褒めること・認めることで不登校を克服

    この本を読んでから、やはり褒めないと人は育たないということがわかってきました。しかもその育ち方はとても根気のいるもので、不登校を克服するまで7年という歳月がかかることも。しかし、社会人とは違い教育を受けている期間はクビにはならないので、7年という歳月も誤差なんですよね。時間がかかると目くじらをたてる必要はありませんね。
    普段褒められる・認められる環境があるかどうかで不登校になる確率って、大きく変わってしまうので、生徒の個人の責任なんてほとんどないんだなとも思ったり。単なる偶然で物事が決まってしまうだなと、当たり前のことに気がついだり。そういう環境に恵まれている生徒にはよし頑張れとゴーサインを出せばいいけど、教師としてはそういう環境を得ることができなかった人をサポートする方に回らないといけないですよね。
    本書では、褒めることをコンプリメントという語で言い換えているけど、これって褒めるという日本語のはい、よくできまちたね〜という幼稚なイメージを消すために敢えて横文字で表しているのかなぁと思ったり。褒めるって、もっと深い意味があることをこの本は教えてくれている。

    本書のキーワードは子供の心のコップを自信の水で満杯にすること。これって、自己肯定感とか、自己有用感とか、自己効力感とかという言葉では言い表せそうで、言い表せないことだなって思う。専門的に言ったら、どうなるのでしょうかね。自信だけだと違うし、自己肯定感だと違う。

  • ■不登校とコンプリメント

    A.不登校の子どもは、他の子どもに比べて、言葉を選べば繊細で傷つきやすい、はっきり言えば、困難に立ち向かう力が不足しているともいえます。

    B.偶然登校しても、不登校を自分の力で克服したという意識が、子どもにしっかり育ってないと、再度の不登校になってしまったり、社会人になって、せっかく就いた仕事をやめたりすることも多くみられます。

    C.不登校の原因は、心の栄養不足。

    D.母親への子育てのスキルアップの支援も大切な課題

    E.一日3分だけ、子育てしましょう。3分間ですることは、1日3つの子どものリソースを見つけてコンプリメントするだけ。

    F.毎日のコンプリメントは必ず記録してください。この記録を見直すことで、子育てのアイデアが湧いてくるのです。

  • 我が子は不登校ではありませんが、子育てで迷うことが多くなりふと手に取った本です。
    今話題の"アドラー心理学"の「勇気づけ」とよく似た考え方だなと思います。
    不登校に万能な対策はないと思いますが、読んで実践して損はないと思いました。

  • 賛否両論。こんな簡単なものじゃないという意見と、その通りでしたという意見。あなたはどう読みますか?子どもの時期によって、大きく受け入れ方が分かれる本なのかも知れません・・・

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著者プロフィール

国立研究開発法人産業技術総合研究所 生命工学領域 生物プロセス研究部門 総括研究主幹 博士(理学)

「2020年 『脂質・脂肪酸関連物質の使いこなし方 -素材開発・機能創生・応用技術-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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