Inside of iPhone ~3DCGでよくわかる! iPhoneの中身とその仕組み~
- シーアンドアール研究所 (2012年6月13日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863541023
感想・レビュー・書評
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iPhone4/4Sの解体新書。
前半が構造、後半が回路の解説ですが、よくもまぁこれだけ分析したなと感動します。
(iPhone解体はTech-Onなどの技術者向けWeb雑誌でもよく取り上げられていますが、あれの比ではないです。)
回路であればCPU(Apple A5)の内部構造から無線モジュール全般(アンテナ、IC、アンプ)、センサー(加速度、ジャイロ、磁気コンパス)、カメラ、スピーカーの構造、バイブレータの振動モータまで一つ一つ丁寧に解説しています。
さらにICについてはほとんど全て型番を特定しているため、更に深く知りたければ自分でデータシートを見ることもできます。
構造に関しては自分はほとんど知識がなかったため、用語を自分で調べながら読み進めましたが、加工や鋳造のいい勉強になりました。
図解が3DCADを使って綺麗に正確に書かれているため、具体的なイメージとして頭に入ってきやすかったところもポイント。
iPhoneという身近なガジェットを通じて、製品の「設計」がどのようなものなのか学ぶことができる良書だと思います。
ものづくりに携わる人には一度読んでほしい一冊。
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